10月に入ると、中学3年生からよく聞こえてくるのが、
「受験勉強って、結局何をやればいいの?」
という声です。
夏休みまでは、
「とりあえず1・2年生の復習!」
と進めていた人も、秋になると学校の授業も進み、定期テストもあり、模試や学力調査もあり……
やることが一気に増えてきます。
すると、
「過去問をやったほうがいい?」
「まだ基礎をやっていて大丈夫?」
「新しい問題集を買ったほうがいい?」
と迷い始めます。
10月の受験勉強で大切なのは、難しい問題をたくさん解くことではありません。
意識したいのは、
①基礎の穴を埋める
②実戦問題に触れる
③間違えた問題を解き直す
この3つです。
★①「今さら基礎?」ではなく、今だから基礎
10月になると、
「受験生なんだから難しい問題をやらなきゃ!」
と思う人もいます。
でも、難しい問題を解くためにも基礎は必要です。
たとえば数学なら、
方程式の計算が不安定なのに、関数の応用問題ばかり解く。
英語なら、
基本的な単語や文法があいまいなのに、長文問題ばかり解く。
これでは、問題を解くたびに途中で止まってしまいます。
受験勉強では、
「中3の10月だから基礎は卒業」ではありません。
むしろ、この時期に基礎の抜けを見つけて直しておくことが大切です。
数学なら計算や方程式。
英語なら単語・基本文法。
理科・社会なら、重要語句や基本事項。
国語なら漢字・語句・文章の読み方。
まずは、
「絶対に取れる問題を落とさない力」
を作っていきましょう。
★苦手を全部やり直そうとしない
ただし、
「じゃあ中1の最初から全部復習しよう!」
と始めると、かなり大変です。
教科書を1ページ目から読み直していたら、気づけば冬になってしまうかもしれません。
大切なのは、
できないところに絞って戻ること。
模試や学力調査、学校のテスト、問題集などを見ながら、
「計算はできる」
「関数が弱い」
「英文法の不定詞が怪しい」
「理科の電流が苦手」
というように、苦手を細かく分けます。
「数学全部苦手!」
では範囲が広すぎます。
何ができて、何ができないかを整理すること
から始めましょう。
★②実戦問題で「使える知識」にする
基礎だけをずっと勉強していると、
覚えているのに、テストになると解けない。
ということがあります。
そこで10月からは少しずつ、
実戦形式の問題にも触れていきましょう。
ただし、いきなり難しい入試問題だけを大量に解く必要はありません。
おすすめなのは、
基本問題
↓
標準問題
↓
入試形式・総合問題
と少しずつ段階を上げることです。
入試では、
「この問題は方程式の単元です!」
とは書いてくれません。
どの知識を使えばいいのかを自分で判断する必要があります。
だからこそ、いろいろな単元が混ざった問題を解くことで、
覚えた知識を使う練習
をしていく必要があります。
★時間も少しずつ意識する
実戦問題を解くときは、
「解けた・解けなかった」
だけでなく、
時間
も少し意識してみましょう。
1問に20分かければ解ける。
でも本番では、そこまで時間を使えない。
ということもあります。
最初から厳しく時間を決める必要はありませんが、
「この大問に何分かかった?」
「最後まで解き切れた?」
と確認するだけでも、本番を意識した勉強になります。
★③一番大切なのは「解き直し」
秋の受験勉強で、特に大切にしてほしいのが、
間違えた問題の解き直しです。
問題集を10ページ進めて満足。
模試を受けて点数を確認して終了。
これでは、せっかく見つかった弱点をそのままにしてしまいます。
受験勉強では、
新しい問題を解いた数より、できなかった問題をできるようにした数
を意識してみてください。
間違えた問題は、
なぜ間違えたのかを確認する。
解説を読む。
自分でもう一度解く。
数日後に再挑戦する。
ここまでやって初めて、「復習した」といえます。
★新しい参考書を増やしすぎない
この時期になると、
本屋さんに並んでいる参考書が急に全部よく見えてきます。
「これなら点数上がりそう!」
「こっちのほうが分かりやすそう!」
気づけば机の上に問題集が5冊。
そして、
どれも途中。
これは避けたいところです。
新しい教材を増やすより、
今持っている教材の中で、
「できない問題を減らす」
ほうが大切です。
1冊を全部完璧にする必要はありませんが、
同じ弱点を何度も放置しないこと。
10月は、教材を増やす時期というより、今までの学習を整理して仕上げていく時期です。
★10月の受験勉強は「全部やる」ではなく「優先順位」
受験生になると、
数学もやらなきゃ。
英語もやらなきゃ。
理科も社会も……。
と、全部が気になります。
でも1日に使える時間は限られています。
だからこそ、
「今日は何を優先するか」
を決めることが大切です。
たとえば、
平日は学校の授業+苦手単元の復習。
休日は少し長めに時間を取り、実戦問題や総合問題。
というように役割を分けてもいいでしょう。
毎日全教科を均等にやらなくても構いません。
自分に必要な学習を考え、優先順位をつけることも受験勉強の一部です。
◆ヒーローズ志都呂校が大切にしていること
ヒーローズ志都呂校では、受験生だからといって、
「とにかく難しい問題をたくさん解く」
ことだけを重視していません。
まず、
どこまでできているのか。
何が苦手なのか。
どの問題なら得点につなげられるのか。
を確認します。
そのうえで、
基礎に戻る必要があるのか。
演習量を増やすのか。
解き直しを優先するのか。
一人ひとりの状況に合わせて学習を進めていきます。
また、
「先生に言われた問題をやるだけ」
ではなく、
自分で弱点を見つけ、自分で必要な勉強を選べるようになること
も大切にしています。
受験まで先生がずっと隣にいるわけではありません。
だからこそ、
「今日は何を勉強するべきか」
を少しずつ自分で考えられるようになることが、自立学習にもつながります。
★10月は「できない」を減らす月にしよう
10月の受験勉強で、
すべてを完璧にする必要はありません。
まずは、
基礎の穴を1つ埋める。
実戦問題を1つ解く。
間違えた問題を1つ解き直す。
この繰り返しです。
一気に成績を上げようとするより、
昨日できなかった問題を、今日はできるようにする。
その積み重ねが、入試本番での得点につながります。
「受験勉強、何からやればいいのか分からない」
「模試の結果を見ても、次に何をすればいいか分からない」
「勉強しているのに苦手が減らない」
という場合は、まず現在の学習状況を整理するところから始めてみましょう。
ヒーローズ志都呂校では、一人ひとりの理解度や目標に合わせて、受験に向けた学習計画や苦手対策も一緒に考えています。
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受験生の10月は、焦って新しいことを増やすより、
「できない問題を、できる問題に変える」
ことを一つずつ積み重ねていきましょう。









