「数学が分からない!」
そう感じたとき、多くの人は今学校で習っている単元を一生懸命勉強します。
もちろん、それは大切です。
でも、
何度説明を聞いてもよく分からない。
問題集を解いても同じところで止まる。
テスト前に復習しても点数がなかなか上がらない。
そんなときは、もしかすると、
今の単元より前のところに原因があるかもしれません。
数学は、他の教科以上に、
「前に習った内容を使って、次の内容を学ぶ」
という特徴が強い教科です。
つまり、
今分からない=今の単元だけが苦手
とは限らないのです。
★数学は「積み上げ型」の教科
たとえば中学生の数学を考えてみましょう。
正負の数を学び、
文字式を学び、
方程式を学び、
比例・反比例を学び、
さらに一次関数へ進んでいきます。
それぞれ別の単元に見えますが、実際にはかなりつながっています。
一次関数の問題を解くときにも、
計算力
文字式
方程式
比例の考え方
などを使います。
そのため、一次関数が苦手だからといって、一次関数だけを何度も勉強しても、
土台になっている方程式が苦手なら、なかなか安定しない
ことがあります。
家に例えるなら、
2階を直したいのに、実は1階の柱がぐらついている。
そんな状態です。
まず柱を直したほうが早いですよね。
★「計算ミスが多い」も前の単元が原因かも
数学でよく聞くのが、
「考え方は分かるんだけど、計算で間違える」
という言葉です。
もちろん本当にケアレスミスの場合もあります。
でも、
分数の計算が苦手。
符号でよく間違える。
文字式の整理に時間がかかる。
こうした状態だと、新しい単元に進んだときにも計算部分でつまずきます。
つまり、
「今の単元が難しい」
と思っていたら、実は、
計算の基礎に戻る必要があった
ということもあります。
特に数学では、
「どの問題で間違えたか」だけではなく、
どこで止まったか
を見ることが大切です。
★文章問題が苦手なら「式を作る前」を見る
文章問題が苦手な人も多いですよね。
問題文を読んで、
「何を求めればいいか分からない」
「式が作れない」
という場合、
いきなり解き方を暗記するだけではうまくいかないことがあります。
まずは、
何が分かっているのか。
何を求めるのか。
どの数量同士が関係しているのか。
を整理する必要があります。
たとえば方程式の文章問題なら、
文章を読んですぐ式を作るのではなく、
表や図にして関係を整理する
だけでも考えやすくなります。
「式が作れない」という問題も、
実は計算ではなく、
情報整理の段階で止まっている
ことがあるのです。
★苦手のスタート地点を探そう
数学で苦手を感じたら、
今の問題だけを繰り返すのではなく、
一度少し前の単元に戻ってみましょう。
たとえば、
一次関数が分からない
↓
比例は分かる?
↓
方程式は解ける?
↓
文字式の計算はできる?
というように戻っていきます。
そして、
「ここなら自力で解ける」
というところを探します。
そこが見つかったら、そこから一つずつ積み上げ直せばOKです。
全部を最初から復習する必要はありません。
大切なのは、
本当に分からなくなった場所まで戻ること。
これが、遠回りに見えて実は近道になることがあります。
★「前の学年に戻る」のは恥ずかしくない
中学3年生なのに中1の内容を復習する。
高校生なのに中学校の計算を確認する。
これを、
「恥ずかしい」
と思う必要はありません。
むしろ、
分からないまま難しい問題を続けるより、
必要なところまで戻って理解し直すほうがずっと効率的です。
勉強では、
「今どこをやっているか」より、
「何ができるようになったか」
のほうが大切です。
過去の単元に戻ることは、
後退ではありません。
次に進むための準備です。
★苦手単元は「簡単な問題」からやり直す
復習するときにおすすめなのは、
いきなり難しい応用問題に挑戦しないこと。
まずは、
基本問題を自力で解ける状態にすること
から始めましょう。
たとえば、
方程式なら基本的な移項。
関数なら表から式を作る。
図形なら公式を確認する。
こうした基本が安定してから、少しずつ問題の難易度を上げていきます。
難しい問題で何度も止まるより、
「できた」
を積み重ねたほうが、学習も続きやすくなります。
◆ヒーローズ志都呂校が大切にしていること
ヒーローズ志都呂校では、
学校で今習っている単元だけを進めるのではなく、
「なぜこの問題で止まっているのか」
を確認することを大切にしています。
同じ問題が解けない生徒でも、
原因は一人ひとり違います。
計算が苦手なのか。
公式を覚えていないのか。
問題文の意味が分からないのか。
前の単元が定着していないのか。
原因が違えば、必要な学習も変わります。
だからこそ、
ただ問題数を増やすのではなく、
必要なところまで戻って、理解できるところから積み上げる。
そして、
「ここはもうできる」
「ここから分からない」
と自分でも判断できるようになっていくことを目指しています。
自分の弱点を把握し、必要な勉強を自分で選べるようになることも、自立学習につながります。
★「数学が苦手」でまとめない
「数学が苦手」
と言ってしまうと、とても大きな問題に感じます。
でも実際には、
「分数計算が不安」
「方程式の文章問題が苦手」
「関数の式を作るところで止まる」
など、細かく分けていくことができます。
苦手を小さく分ければ、
どこから直せばいいかが見えてきます。
数学が分からなくなったときは、
「もっと今の単元をやらなきゃ!」
だけではなく、
「どこから分からなくなったんだろう?」
と一度振り返ってみてください。
ヒーローズ志都呂校では、一人ひとりの理解度を確認しながら、必要に応じて前の単元まで戻り、苦手の原因を整理して学習を進めています。
「数学を勉強しているのに点数が上がらない」
「学校の授業についていけなくなってきた」
「どこから復習すればいいのか分からない」
といったお悩みも、お気軽にご相談ください。
無料体験授業・学習相談受付中です。
数学の苦手は、全部を一気に直す必要はありません。
まずは、
「自分はどこから分からなくなったのか」
を見つけるところから始めてみましょう。









