こんにちは。個別指導学院ヒーローズ富塚校の鈴木です。
ご覧いただきありがとうございます。
今回は、「「早く宿題をやりなさい」が生む勘違いの連鎖」についてお話しします。
親は、子どもに「早く宿題をやりなさい」とよく言いますが、子どもは、その意味を正しく理解していないかもしれません。
親が言う「早く宿題をやりなさい」の目的
親が「早く宿題をやりなさい」と言うときは、だいたい以下の2つの目的があるはずです。
- 宿題をきちんとやり、学習を進めてほしい
- 勉強に集中して、生活リズムを整えてほしい
ところが、ほとんどの場合は、この伝えたい目的を言わずに「早く宿題をやりなさい」という言葉だけを言っているケースばかりではないでしょうか?
それが繰り返されると何が起きるでしょう。
子どもが勘違いする「早く宿題をやる」
親が目的を伝えずに「早く宿題をやりなさい」ばかりを言っていると、実は子ども側で大きな勘違いが生まれやすくなります。
子どもは、親の「早く宿題をやりなさい」を、単に「早く終わらせる」という意味だと勘違いしてしまうのです。そうやって学習をしていきます。
そのため、宿題を丁寧に解かずに、テキトーに終わらせてしまうということになりかねません。「早く終わらせる」ことが何より大事になるわけですからね。
行動としての早く、スピードとしての速く
「早く」には、行動としての意味と、スピードとしての意味があります。
行動としての早くは、時間を短縮して、早く終わらせることを意味します。
一方、スピードとしての速くは、正確に、かつ効率的にこなすことを意味します。
子どもは、親の「早く宿題をやりなさい」を、どちらの意味で解釈してしまうか、そこが重要です。勘違いして解釈してしまわないようにするためにも、親は目的をしっかりと伝える必要があります。言わなくてもわかるーーなんてことはないのです。
宿題はどんな目的でやることなのかの目的意識が大切
宿題を早く終わらせることだけが目的ではありません。冒頭にも出てきた親が思っている2つの目的ーー
- 宿題をきちんとやり、学習を進めてほしい
- 勉強に集中して、生活リズムを整えてほしい
ーーというのも重要な目的です。
宿題は、学習を進めるためのツールであり、学力を伸ばすために行うものです。
そのため、宿題をするときは、どのような目的で宿題をするのかをしっかりと意識することが大切です。
他にも、こんな目的だってありですよね。
- 学校でやったことを振り返るため
- 記憶の定着を図るため
- 学習習慣を身につけるため
などなど、早く終わらせる以外にもいろんな目的を設定することができますよね。
あなたは、どんな目的で宿題をやっていますか?
まとめ
親は、子どもに「早く宿題をやりなさい」と言うときは、宿題の目的をしっかりと伝えるようにしましょう。
子どもは、宿題は、単に早く終わらせるものではなく、学力を伸ばすために行うものだと理解し、目的意識を持って宿題に取り組むようにしましょう。
宿題を早く終わらせることは、もちろん大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、宿題を丁寧に解き、学力を伸ばすことです。
ぜひ、今回ご紹介したポイントを参考にして、宿題に取り組んでみてください。
個別指導学院ヒーローズ富塚校では、あなたが成長できることを応援しています。
一緒にがんばりましょう!