奇跡や魔法・・・魅力的ですよね。
私も小さいころに手から不思議な力が出ないか練習したことがあります。
以前、某バラエティー番組で芸人さんが過去の偉人を紹介しているのを観ました。
芸能人や偉人の失敗談を紹介するような内容でしたがその中でとても印象に残っているものを今回紹介させていただきます。
ピタゴラス(B.C.582~B.C.496)
世界最古の音階を発見したり、「哲学者」という言葉を作り出したり、多くの分野に才能があり10代から政治活動をしていたなんてエピソードも番組では紹介されていました。
20年近く放浪してエジプトやアジアで当時の最新科学や宗教などを勉強したのちに生まれ故郷の近くに戻り
数々の奇跡を人々に見せ崇拝を浴びると数字を万物とする「ピタゴラス教団」なるものを設立したそうです。
そののちに教団は「ピタゴラスの定理(三平方の定理)」を発見しましたがピタゴラスの一存によりその内容を隠してしまいます。
それに加え自ら教団の決まり事を破るなどで教団員の反感を駆ったピタゴラスは焼き討ちされてしまったそうです。
番組で出ていた主な内容はこのような感じでした。
タイトルに戻ります。奇跡や魔法ですが、ピタゴラスの話の中で少し出ましたね。
その話の中で芸人さんが解説をしていました。
「ピタゴラスの起こした奇跡は科学なのではないか」
番組で紹介されていたピタゴラスの起こした奇跡は
- 瞬間移動(遠く離れた二つの街で同じ日に目撃される)
- 神様と挨拶する(川辺で神様に挨拶したら返ってきた)
- 予言をする(漁から帰ってきた船に亡くなったものがいると予言する)
- 足が金でできている
といったものでした。
これを芸人さんは
- 瞬間移動→建築学(当時は珍しかった裏口や隠し通路を使って移動して同じ日に別場所で目撃される)
- 神様と挨拶する→音響学(やまびこのような反響を利用して挨拶しているように見せる)
- 予言をする→医学(船の上にいる人の顔に感染症の症状などが出ていた)
- 足が金でできている→化学(エジプトなどで学んだ金の知識から金粉を塗っていた)
などと予想していました。
今言われると「なるほど」と思いますが当時は言われてたとしても聞いたこともないようなことばかりだったと思います。
この話の最後で芸人さんは
「つまり科学とは解明された奇跡や魔法なのではないか」
と仰っていました。
そう考えると今の世界は魔法や奇跡であふれかえっているように感じますね。
勉強とは奇跡や魔法を学ぶものと考えたら
現代の学生たちはホグワ〇ツ魔法魔術学校で勉強しているのと遜色ないように思えます。
「なぜ勉強しなくてはいけないんですか?」
思った人は多いと思います。
私も思いました。生徒からも先日聞かれました。
そこでこの話を思い出しました。
私自身も勉強が好きかどうかは怪しかったのですが
この話を私も学生の時に知っていたら「勉強」の捉え方が変わっていたかもしれません。
「エクスペクト・パトローナ〇」
そのうちスマートフォン感覚でそんな魔法を使う日が来るかもしれないですね。