こんにちは
個別指導学院ヒーローズ富塚校の鈴木です。
勉強嫌いという子どもが多いこと、多いこと。
当教室もいろんなお子様がいらっしゃいますが、もっぱら多いのが子供の勉強嫌い、または勉強苦手になってしまっている状態です。
勉強するのが苦痛というマインドセットを心の中に抱えている子どもたちから、勉強への考え方を変えていくのはすぐにはできません。少しずつ気持ちをほぐしながら、勉強に対する意識を変えていきます。勉強嫌いは経験の結果であって、性格ではありません。結果ということは、そういう結果になるような原因があるということです。その原因がある程度わかれば解決策もとりやすくなります。
今回は、そういった勉強キライのマインドセットについてです。
「勉強」という言葉のそもそもの意味について考えたことがありますか?
goo辞書によれば、「勉強」とは
- 1 学問や技芸などを学ぶこと。「徹夜で勉強する」「音楽を勉強する」
- 2 物事に精を出すこと。努力すること。
「何時までもこんな事に―するでもなし」〈福沢・福翁自伝〉- 3 経験を積むこと。「今度の仕事はいい勉強になった」
- 4 商人が商品を値引きして安く売ること。「思い切って勉強しておきます」
となっています。
けれど、勉強が嫌い、苦手と言っている子どもたちの場合、はたして辞書通りの意味で捉えているかと言われると、おそらくノーになると思います。彼らが言う勉強とは、学校教育の中で展開されるものでありそれ以外ではないからです。ここで大事になるのは、「学校教育=勉強」という思い込みが始めにあって、勉強嫌い(苦手)になっているということです。
だって、勉強嫌いを自称しているからといって、学ぶことそのものを嫌いとしているわけではないんです。部活だったり、遊びだったりに対しては貪欲に夢中に学びますからね(笑)
勉強嫌いのスタートはどこから何でしょう?
そんな「学校教育」でマインドセットされた「勉強」ですが、いったいどこから嫌いが始まったのでしょうか。
生まれた瞬間から、勉強嫌いということはありえないと思うので、どこかのタイミングで「嫌い」と思わせた何かが起きたのだと思います。
思い出すのもツライ過去だと思いますが、その何かが勉強嫌いの始まりです。
富塚校のある生徒は、塾での学習の様子や勉強態度を見る限り、けっして「成績が悪くなるタイプ」ではないにもかかわらず、練習でできていたことがテストになると全く活かせない状態にありました。やっても結果にならないから、どんどん悪くなる――さらに、叱られてばかりだから勉強も嫌いになる、そんな状況でした。
そこで、彼女といちどゆっくりと話しをしてみて、テスト中の状態についてカウンセリングをしてみたのです。
すると、彼女は小学生のときに、テストで初めて100点じゃなくて80点をとったことを両親にめちゃくちゃ叱られてからテストが怖くなったそうです。そこから、100点以外をとると叱られる――になり、テストが恐怖となり、テストになると怖さが先立って、頭が真っ白になってしまうと泣きながら話してくれました。
つまり、この生徒の勉強嫌いは、100点以外の点数をとったときに両親に叱られたことが発端だったわけです。
このことがわかったあと、生徒の保護者とお話をして、テストの点数のことについて叱らないよう相談しました。
あなたの勉強嫌いはどこからですか?
勉強嫌いのスタート地点によっては本人だけのがんばりじゃどうにも解決できないときもあるものですが、そもそもスタート地点が何だったのか、何があったのかを思い出すということを案外していないのでは?と思います。
勉強嫌いを何とかしたいけど、自分の力だけじゃどうにもならないキミからの相談を、ヒーローズ富塚校ではお待ちしております(*^^*)