こんにちは。個別指導学院ヒーローズ富塚校の塾長、鈴木です。
テストが終わるたび、お子さんからこんな言葉を聞きませんか?
- 「学校のワーク、3周もしたのに、全然点数が上がらなかった…」
- 「あんなに勉強したのに、なんで…」
一生懸命机に向かう姿をすぐ側で見ているだけに、努力が結果に結びつかないのは、親として本当に胸が痛みますよね。「うちの子は、要領が悪いのかな…」なんて、ご自分を責めてしまうお母さんもいらっしゃるかもしれません。
でも、断言します。それはお子さんの努力や能力が足りないからでは決してありません。
原因は、多くの真面目な子ほど陥りがちな「やったつもり」という落とし穴にあるのです。
この記事では、お子さんの大切な努力を、次こそは必ず「点数」という目に見える結果に変えるための、脳科学的にも証明された、たった一つのシンプルな勉強法をお伝えします。
その勉強、本当に「身について」いますか?
「ワークを3周する」という勉強は、一見すると素晴らしい努力です。しかし、実はその多くが、答えを赤ペンで写したり、解説をただ目で追ったりするだけの「作業」になってしまっているケースが非常に多いのです。
これでは、知識は頭に入った「つもり」になっているだけで、脳には定着していません。
最近のテストは、「なぜそうなるの?」を自分の言葉で説明させる記述問題や、知識を応用させる問題が増えています。だからこそ、「分かったつもり」の状態では、もう点数が取れないのです。
努力を結果に変える魔法の質問:「ねえ、それ、私に説明してみて?」
では、どうすれば「やったつもり」を防ぎ、本当に理解した状態にできるのか。
ご家庭でできる、一番効果的な方法があります。
それは、お子さんが勉強している時に、こう問いかけてみることです。
「へぇ、面白そう!それ、先生みたいに私に説明してみてくれない?」
脳科学の世界では、学んだ知識を自分の言葉で誰かに説明する「アウトプット」を行うことで、記憶が劇的に定着することが証明されています。
もしお子さんが、
- 「なぜ、この公式を使うのか」
- 「どうして、この答えになるのか」
- 「この歴史上の出来事の、原因と結果は何か」
これらをスラスラと説明できなければ、まだ本当の意味では理解できていない証拠です。逆に、完璧に説明できたなら、その知識はもうお子さんの「本物の実力」に変わっています。
今日からできる!教科別「先生役」トレーニング
この「先生役トレーニング」は、特別な教材は何もいりません。いつも使っている学校のワークや問題集でOKです。
まずは、いつも通り問題を解き、丸付けをします。大切なのは、その「後」です。
お母さんが「最高の生徒役」になって、魔法の質問をしてみてください。
最初は面倒くさがるかもしれません。そんな時は、「へぇ、そうなんだ!」「なんでそうなるの?」と、世界一熱心な生徒になって、お子さんの説明に耳を傾けてあげてください。お子さんの自己肯定感を育む、最高のコミュニケーションにもなりますよ。
【数学】「なぜ、その式になるの?」を言葉にする
計算問題よりも、特に関数や図形の証明、文章問題で効果絶大です。
「この問題で求めたいのは時間だから、時間をxにするんだよ」「この図形の合同を証明するには、この辺とこの角が等しいことを言えばいいんだ」というように、式を立てたり、答えにたどり着くまでの「思考プロセス」を説明できれば完璧です。
【社会・理科】用語を「ストーリー」で語らせる
単なる一問一答で終わらせていませんか?
「『日本海側に雪が多い』って、ただ覚えるんじゃなくてね…」とお子さんが話し始めたらチャンスです。
「季節風が、日本の日本海側にある山にぶつかって、雲ができて雪を降らせるんだ。だから、乾いた風が太平洋側に吹き下ろすんだ」というように、用語と用語を繋ぐ「なぜ?」や「ストーリー」を語れるようになれば、記述問題の得点力は飛躍的にアップします。
【英語】「わかる」を「使える」に変える
文法問題で正解していても、「この be going to って、will とどう違うの?」と聞いてみてください。
「be going to は前から決めていた予定の時に使うことが多くて、will はその場で決めた意志を表す時に使うんだよ」と、ルールの違いや使い分けを説明できれば本物です。
教科書の本文を読んだ後、「この話、ざっくり言うとどんな話だった?」と要約させるのも、長文読解力を鍛える上で非常に効果的です。
さいごに
この「先生役トレーニング」は、ただワークを3周するよりも、最初は少し時間がかかるように感じるかもしれません。
しかし、一つの問題を深く理解する経験は、他の問題にも応用できる「思考の型」を育てます。がむしゃらな「量」の勉強から、戦略的な「質」の勉強へ。この転換こそが、お子さんの努力を本物の自信と結果に結びつけます。
もし、ご家庭でこのトレーニングを実践するのが難しかったり、お子さんの「なぜ?」に付き合うのが大変だと感じたりする場合は、いつでも私たちにご相談ください。
ヒーローズ富塚校の対話型個別指導では、生徒が「先生役」になり、講師に説明するという指導を日常的に取り入れています。お子さんの「わかった!」という輝く表情を引き出すこと。それが私たちの使命です。
お子さんの努力を、次こそは最高の笑顔に変えましょう。
私たちは、いつでもそのための準備ができています。










