こんにちは。浜松市富塚町の個別指導学院ヒーローズ富塚校の鈴木です。
「うちの子、すごく頑張っているのに、なかなか成果に繋がらないんです…」
全国学力・学習状況調査の結果発表もあって、最近よく耳にする学力低下のニュースもあり、このように心配されている保護者の方は少なくないと思います。
私たちも日々、多くの生徒さんと接する中で、この問題の根っこは、単なる知識量の低下ではない、もっと別のところにあるのではないかと感じています。
それは、多くの子どもたちの勉強が、いつの間にか答えを当てるだけの「クイズ」になってしまっている、ということです。今回は、その問題の正体と、本当の学力を育むために私たちが大切にしていることについてお話しします。

あなたのお子様は大丈夫?勉強が「クイズ」になる時
「先生、この問題の解き方を教えてください」
一見すると、とても前向きな質問です。しかし、その奥には「とにかく早く“答え”が知りたい」という気持ちが隠れていることが少なくありません。
もちろん、これはお子さんだけの問題ではないのです。学校の授業でも、時間の制約から「これは、そういう決まりだから」と、公式の成り立ちを十分に説明せずに進んでしまうこともある、と聞きます。
その結果、子どもたちは「なぜそうなるのか?」という、一番大切で面白い「思考のプロセス」を探求する機会を失ってしまいます。
さらに、この夏期講習で私たちが強く感じたのは、多くの子が「どうやって考えていくのか」という思考の『手順』そのものを知らないのではないか、ということです。彼らは、深く考えたくないのではなく、「なんとなく」「たぶんこうかな?」という感覚でしか問題にアプローチする方法を知らないのかもしれません。
これでは、いくら勉強時間を増やしても、少し形式の違う問題が出た瞬間に手も足も出ない、という状態に陥ってしまいます。
お子様の言う「応用問題」と、本当の「応用力」のズレ
「応用問題が苦手で…」という相談もよく受けます。
しかし、お子さんが言う「応用問題」とは、単に「文章が長くなった問題」や「基本と少し聞き方が違う問題」のことを指している場合がほとんどです。
本当の意味での「応用力」とは、物事の根本的な仕組みを理解し、初めて見る問題にもその『考え方』を使いこなす力のことです。
実は、学びの理解度には、「丸暗記のレベル」から、「解き方のパターンを認識するレベル」、そして「なぜそうなるのか本質を理解するレベル」といった、いくつかの段階があります。
多くの生徒さんが、この「本質を理解するレベル」に到達する前に、「応用問題が苦手だ」と感じてしまっているのです。この「理解のレベル」については、学力を伸ばす上で非常に重要なので、また後日、別の記事で詳しくお話しする予定です!
私たちが「答え」だけでなく「考え方の手順」を教える理由
だからこそ、私たちヒーローズ富塚校では、生徒さんから質問をされても、すぐに答えや解き方を教えることはしません。
「なるほど、良い質問だね。じゃあ、君はまず、どう考えたの?」
「どこまでは分かって、どこからが分からないと感じる?」
このように、あえて問いを投げ返します。それは、私たちが教えたいのが、目先の「答え」ではなく、一生使える「考える力」そのものだからです。
そして、それは「なぜ?」という根源的な問いだけではありません。
「どうやって?」の部分、つまり物事を順序立てて考えるための『手順』についても、私たちは丁寧にフォローしていきます。思考のフローを一緒に組み立てることで、「なんとなく」ではない、確かな道筋で答えにたどり着く力を育みます。
生徒たちが使う『学び発見ログ』も、この力を育むための大切なツールです。「なぜ間違えたんだろう?」「次はどうすれば解けるだろう?」と、自分の頭で考え、言葉にする。この地道なトレーニングこそが、勉強を「クイズ」から「思考のスポーツ」へと変えていくのです。
今回のまとめ
「答え」は、調べればすぐに手に入る時代です。 しかし、「なぜ?」と問い、自分なりの答えを導き出す「考える力」は、自分でトレーニングしなければ決して身につきません。
もし、お子様の頑張りが報われていないように見えたら、それは「勉強のやり方」を見直す絶好のチャンスです。
私たちは、お子様一人ひとりが「答えを覚える」学習から脱却し、「考え方を学ぶ」楽しさを発見できるよう、全力でサポートしてまいります。









