【中学生になったら何が変わる?】
小学校と中学校は、同じ義務教育でも様々な面での違いがあります。
この違いに早い段階で慣れることができるかどうかが、充実した中学校生活を送るうえでの重要なポイントの1つです。
そこで今回は、小学校と中学校の違いについて勉強面から解説します。
4月から中学生になられたお子さんを持つ方はぜひ参考にしてみてください。
◆勉強面の違い
今回も、勉強面での違いから解説します。科目の変化や進め方の違い、先生の違いなど様々な違いがあるので、特徴を抑えておきましょう。
▼テスト
小学校のテストは、1ヶ月に1回程度行われ、テスト内容も基本的な内容が中心のため、難問と呼ばれるような問題はほとんど出てきません。
そのため、高得点を取れる生徒が多く存在します。
一方で、中学校になると、1ヶ月に1回のテストではなく、一般的に「中間」「期末」「学年末」といった形で、決まったタイミングで全教科のテストを行うことになります。
また、テスト問題は、基本的な内容に加え応用力を確認するような問題も出てくるため、難易度は高いと言えるでしょう。
暗記や公式を単純に当てはめるだけでは解けない問題もあるので、平均点を下回ってしまう生徒も出てきます。
※一番のポイントは、「テスト」の違い
中学校では「小学生で習った範囲をすべて理解できている」という前提で授業が進められます。
そのため、小学校の勉強で「ヌケ」がたくさんある子は、中学校の授業で初めて、「自分が理解できていないこと」に気づくのです。
そうなってからでは、周りの子との差も開いてしまいます。
事実、中学1年生の3割ほど、つまり100人中30人ほどが授業についていけなくなります。
※対策法
①やはり、予習・復習の習慣をきちんとつけることです。
これがきちんとできていれば、小学校と中学校で授業の進め方にギャップがあっても悩むことはありませんし、授業の理解度も高まります。
また、定期テストでもしっかり点数が取れるようになります。
そして
②お子さん自身が自分に合った勉強法を見つけることです。
これができれば、『科目によって担当の先生が変わっても、授業の進め方やテストが違う』といったギャップも自信を持って乗り越えることができるでしょう!
※まとめ
今回2回に渡って、小学校と中学校の違いについて解説しました。
小学校時代の感覚で中学校生活をスタートさせると様々なギャップに戸惑うことになります。
ぜひ今回ご紹介した内容を踏まえて違いを把握し、より充実した中学校生活を送っていただければと思います。