【中学生になったら何が変わる?】
小学校と中学校は、同じ義務教育でも様々な面での違いがあります。
この違いに早い段階で慣れることができるかどうかが、充実した中学校生活を送るうえでの重要なポイントの1つです。
そこで今回は、小学校と中学校の違いについて生活面から解説します。
4月から中学生になられたお子さんを持つ方はぜひ参考にしてみてください。
◆生活面の違い
ここからは、生活面での違いについて解説します。
多感な時期であることに加え、部活動も始まるので小学校時代とは大きく変化していきます。
▼部活動のスタート
小学校と中学校の大きな違いの1つが、部活動が始まることです。
小学校にもクラブ活動がありますが、部活動はその活動内容がより本格的になります。
学校にもよりますが、部活への参加が決められているケースもあり、多くの生徒が部活動に参加することになるでしょう。
中には、本気で全国大会を目指して厳しい練習を行うところもあり、本気で何かに取り組むことは生徒にとっては貴重な経験になるはずです。
一方で、部活に熱心すぎるあまり、勉強が疎かになってしまうケースも珍しくありません。
部活で疲れているから宿題をしない、授業中に居眠りをしてしまう、となっては本末転倒です。
部活動に参加する場合、勉強と部活の両立を目指す必要があります。
▼帰宅時間の変化
小学校の場合、授業が終わり帰宅するのが15時半〜16時過ぎです。
その後、友達と遊んだり、自宅でゆっくり過ごしたり、習い事に行ったりしていたのではないでしょうか。
一方で、中学校は授業が終わる時間が小学校よりも遅く、さらにそこから部活動や生徒会活動などがあるため、帰宅時間が18時を過ぎることも珍しくありません。
小学校まではたくさんあった自由時間が減少するため、生徒によっては疲れやストレスが溜まりやすくなる可能性があります。
▼通学範囲が広くなる
中学校は、小学校よりも通学範囲が広くなり、複数の小学校出身者が集まることになります。
新しい友達を作るチャンスではありますが、交友関係の構築に苦労するケースも中にはあるでしょう。
例えば、新しいクラスに同じ小学校出身者が少なく、他の小学校出身者同士ですでに友人グループが出来上がっている可能性も十分にありえます。
そうなるとクラス内で孤立し「学校がつまらない」と感じてしまう恐れがあります。
▼親に対する態度の変化
中学生は人生の中でも最も多感な時期です。
中学生の本分は勉強ですが、勉強以外のことにも興味を持ちがちです。
また、思春期を迎え親に対して反抗的な態度を取るケースもあります。
次回は「勉強の違い」についてお伝えします。