【中学生になったら何が変わる?】
小学校と中学校は、同じ義務教育でも様々な面での違いがあります。
この違いに早い段階で慣れることができるかどうかが、充実した中学校生活を送るうえでの重要なポイントの1つです。
そこで今回は、小学校と中学校の違いについて勉強面から解説します。
4月から中学生になられたお子さんを持つ方はぜひ参考にしてみてください。
◆勉強面の違い
まずは、勉強面での違いから解説します。
科目の変化や進め方の違い、先生の違いなど様々な違いがあるので、特徴を抑えておきましょう。
▼授業の進め方
小学校の場合、使用する教科書は比較的薄いため、先生も時間に余裕を持って授業を進めることができます。
授業内での復習や予習を行うこともできるので、生徒全員が授業内容に対する理解を深めることが可能です。
基本的には授業内容をしっかり聞いていれば、授業についていくことは十分できるでしょう。
一方の中学校は、教科書で扱う内容が増えるため、授業のスピードがアップします、
小学校のように授業内での復習を行う機会はほとんどないでしょう。
基本的には授業で触れた=理解したという形で進んでいくため、自分で復習を行なっていないと授業についていけなくなる可能性もあります。
▼授業時間
小学校は学校による違いもありますが、概ね40分〜45分で授業が行われています。
短い時間の授業なので生徒も集中力を保ちやすいと言えるでしょう。
一方で中学校になると授業時間が増え50分~〜60分程度になります。
時間にすれば5分〜20分ほどですが、1日の時限数も増えるため、小学校の時よりも勉強に取り組む時間が大幅に増えます。
そのため、集中力を維持するのが難しくなる生徒も出てくるでしょう。
▼科目の変化
以前はなかった英語の授業も、すでに小学校で習うようになっていますが、小学校の英語の授業はどちらかというと、英語に触れて楽しむといった要素が強くなっています。
一方で、中学校になると、英語はより学問としての要素が強くなります。
英語が慣れ親しむものから知識や実践するものとして学んでいくものへと変わっていくので、最初のうちは戸惑いがあるかもしれません。
また、小学校までは「算数」として習っていたものが、中学校からは「数学」になります。
数学になると文字式を扱うようになるなど、より難易度が上がるため、理解できずについていけなくなる人も出てきます。
▼科目ごと担任の先生が変わる
小学校は、音楽などの一部の教科を除き、担任の先生が全ての科目の授業を行います。
朝礼や昼食の時間も一緒に過ごす先生なので、親しみを持ちやすく、授業での不明点に関しても質問しやすいのが特徴です。
一方で、中学校になると、科目ごとに担当の先生がおり、時限ごとに先生が変わります。
色々な先生と関わることができるのはメリットの1つですが、関わる時間の少なさから質問をしづらいと感じる可能性もあります。
次回は「テストの違い」についてお伝えします。