皆さん、こんにちは。
赤池駅前の個別指導塾、ヒーローズ赤池校の五関です。
今年の2月から早稲田大学 政治経済学部の入試で数学が必修化されると言う事で話題になりました。
当初は志願者数の激減が予想されていましたが、ふたを開けてみると受験者数が昨年の5,584人から3,495人と昨年比で約37.4%の減少にとどまりました。
科目が増えたことで浪人生が減った影響もある中での37.4%はかなり低い数字と言っても過言ではないでしょう。
早稲田大学 政治経済学部に数学を導入することが決まったのが3年前になるのですが、その際に「文系に数学が必要か」という議論が盛り上がりました。
中学は全員が数学を学びますが、高校に進学し文理選択をしてからは、数学を勉強しない、あるいは重視していない高校は多いです。
「学問によりけりで、経済学には数学がいるが文学部には不要」という意見や「そんな事をしていては国際社会に置いていかれる」という意見など、様々な立場・角度から意見が飛び交っています。
結論から言ってしまうと、「高校数学は文理問わず必要」だと私は考えています。
そもそもなぜ数学という学問を中学・高校のうちに勉強するのでしょうか?
先日別のブログでもお話いたしましたが、中学・高校の勉強の本質は「実生活に必要かどうか」ではありません。
その人の「学ぶ力」「考える力」を身に着けるために、勉強をしているのです。
実生活に有用化かどうかで言ったら、不要な科目は非常に多いです。
例えば実生活で「歩くための角度を三角関数で計算するとθ=π/6だ」と考えて生活する事はまずあり得ません。
高校数学は特に「論理的思考能力」が身に付きやすい科目です。
問題を見て「何を聞かれているのか」を考えることで「課題発見能力」が身に付き、「どのようなアプローチをするのか」を考えることで「問題解決能力」が身に付きます。
また、自分が考えたアプローチ方法を文章に書きおろすことで、「論理的説明力」も身に付きます。
これらの能力は必ずしも数学でなければ身につかない訳ではありません。
例えば現代文を解いていても、「何を聞かれているのか」「どこが答えのヒントになるのか」「筆者は何を伝えたいのか」「要約するとどうなるのか」などを考えながら解いたら論理的思考能力は鍛えることが出来ます。
しかし、現代文は「論理的に答えを導き出す」ことをせずとも、ある一定ラインまでは感覚で解くことが出来てしまいます。(もっとも、得点にムラは出てきてしまいますが)
一方で、高校数学は「論理的に答えを導き出す」ことが出来なければ、答えを出すことが出来なくなっています。
そういった意味でも、数学を解くと否が応でも論理的思考能力が求められるので、その能力を身に着け・磨きやすい科目になります。
長くなってしまったので次のブログに続きます、、、
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