個別指導学院ヒーローズ赤池校のブログ 子供を褒めずに伸ばす

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個別指導学院ヒーローズ 赤池校(愛知県日進市赤池1丁目3002福岡ビル2F)

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2020.05.09 その他

子供を褒めずに伸ばす

赤池校の皆さん、こんにちは。

 

世間はコロナで大きく日常生活が変化していますが、あまりワイドショーばかり観て不安やストレスを溜めないようにしてくださいね。

マスコミの目的は視聴率です。

視聴率を稼ぐには心理学的に不安を煽ることが一番近道です。

ですから視聴率目的のテレビ番組は観ないようにしましょう。

多分に情報が操作されていますのでね!

 

現代は誰しも持っている情報量はほぼ同じです。

知っている、情報を持っている、ということより、それをどう活かすのか、何が必要な情報で何が不要な情報なのかを判断して使える能力が大事です。

実際に教育もそのようになっています。

膨大なデータ収集や情報はAIがする時代ですので、人間にはその膨大な情報やデータから何が問題で何が必要な情報かを瞬時に見出す力が期待されているので、

高校受験、大学受験問題も年々膨大な資料がテストに出るようになりました。

特に理科社会、英語の長文などが顕著です。

 

ある大学で出された社会の入試問題です。

「駐車場契約をしている契約者から貸主に・・・・・・のクレームがありました。あなたは貸主として資料の賃貸契約書の中からどの部分を用いてこの問題を解決しますか?」

実に面白いですね。

現実でありそうな事例で、かつ人生に役立つ問題です。

学校の勉強とはこうあるべきだと思うのですが、そういう「生きた」問題をもっとたくさん出題して欲しいと思います。

この問題も膨大な賃貸契約書の資料から必要な条項のみを抜き出して、日常の問題を解決する、という力が試されており、つまり冒頭申し上げた、「情報を仕分けて活用する」能力が問われているのです。

 

本当の学力、というものは社会に活かせる能力を持っていることだと僕は思います。

 

さて、そういうわけで前置きが長くなりましたが、前回のブログで褒めないよりは褒める方がいい、というお話をしました。

今日は褒めるよりも「勇気づけ」した方がいい、というお話をします。

 

前回も書きましたが、褒める、というのは上から下にする行為です。

ですので幼少期はいいのですが、自我が芽生えて反抗期などに入ってくると、「褒める」行為は、上からモノを言われたくない、という青年期には『子ども扱い』されているように感じるのです。

そこで難しい事は置いておいて「勇気づけ」というのは、「ありがとう」と「うれしい」を連発するのです。

 

この「褒める」と「勇気づけ」の違いを例えばで書いておきましょう

目の前で生徒がゴミを拾ったとします。

この時それを見ていた先生が「えらいね、すごいね」と褒めたとします。

するとこの生徒がゴミを拾う目的は次回から「先生に褒められること」になります。

褒められるためにゴミを拾うので、褒めてくれない先生の前ではゴミを拾わなくなるかもしれません。

 

一方、同じシチュエーションで先生が「ゴミを拾ってくれて嬉しいな、ありがとう」と伝えたとします。

するとその生徒は「ゴミを拾うことは周りを喜ばせる行為なんだ」と認識します。

人は生まれながらに「貢献したい」という欲求が必ずあります。

何か人の役にたったり、人から必要とされたいという欲求です。

そこに火を付けるのが「勇気づけ」というものです。

この生徒はその先生が見ている以外の場所でも、きっとゴミを拾うでしょう。

 

勉強の場面ではどうでしょうか?

多くの塾では生徒が宿題をやってきたら、先生は「すごいね、偉いね」と褒めるでしょう。

おまけに全部〇だったね!すごいね!

これも解けるんだ、すごいね!

悪くはないです。

 

しかし僕はできるだけ「ありがとう。嬉しいなぁ」を言うようにしています。

何故なら僕以外の人から出された宿題もやって欲しいからです。

塾以外の場面でも頑張れる子にしてあげたいからです。

 

自分が頑張ることは周りを喜ばせることなんだ、と認識させることが、

生徒が自分で考え、自分で行動し、自分が周りから喜ばれる存在なんだ、と認識することで自発的になります。

そして自分に「自信」が付いていくので、「勇気づけ」と呼んでいます。

 

これはアドラー心理学の考え方ですので、もしかしたら勉強熱心な保護者の方はご存知だったかもしれません。

 

桃山校や東郷校に居た時、よく保護者の方から「うちの子塾が楽しいみたいで・・」と言って頂きました。

それは塾でおしゃべりしたり、冗談を言ったり、無駄に時間を過ごしていて楽しいのではありません。

 

塾にいると自分の存在価値を認識させてくれる言葉を、先生や講師がかけてくれるからです。

ヒーローズに行くと、なんだか自分の存在を認めてもらっているような気持ちで嬉しくなる!

そんな風に生徒が感じてくれる教室でありたいといつも願っています。

 

 

 

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