集中している時や考え事をしている時、ついついペン回しをしてしまうという人もいるのではないでしょうか?
中には、学校の授業中に回していて先生から注意されたことがある、という人もいるかもしれません。
昔はこのペン回しをすると集中力が散漫になるから止めた方が良い、という話がありました。
しかし近年、逆にした方が学習効率が上がるという研究結果も出ているのです!
ある大学で、【ペン回しなどの癖をやめさせる人たち】【癖をやめさせない人たち】の2つに分け、同じ問題に取り組ませて結果を見てみました。
両方の結果を比較したところ、1つ目のグループは2つ目のグループの1/3しか力を発揮出来なかったことが分かりました。 実はペンを回すという行為は緊張しているときや、なにか難しい課題に取り組んでいるときなど、脳に何かを考えるきっかけを与える行為なのだそう。また、ペンを回す行為自体には緊張をほぐしたりして考え事をする助けになっているのです。
ここで重要なのは、癖や習慣というものを矯正しようとすると逆効果になってしまうということです。
既に癖づいている人たちは無理にやめる必要はありません。
しかし、集中力が上がるんだ、と思って新たにペンを回すといったことを始めなくてもいいのです。
癖はそのままにしておく方が良いというお話でした。
では今回は以上です。