テストを受ける時にカンニングという行為は当然行ってはいけません。
ですが、カンニングペーパーを作るという行為には効果があります。
勿論、作って実際に使用してはダメです。
ただ作るだけにしておきましょう。
今回は「カンニングペーパーをつくる」という勉強法についてお話していきます。
勉強で結果を出すには「没頭する=楽しむ」ことが最も大切。
しかし、そう簡単に勉強に没頭できるわけではありません。
そこで、「目的のすり替え」によって勉強自体を楽しむことにしてみませんか?
「点数アップ」を目的に勉強してもなかなか没頭できないのなら、
ちょっとふざけてはいますが「カンペづくり」を目的に勉強すれば、その作業自体を楽しめて、自然と勉強にも没頭できる――というロジックです。
カンニングペーパーをつくる勉強法は、脳科学的にも理にかなっています。理由は以下の2点。
・「勉強を楽しむ」と脳のパフォーマンスが上がるから
「好き・楽しい」と感じながら学ぶと、感情をつかさどる脳の部位「扁桃体」と記憶をつかさどる「海馬」の神経細胞のつながりが増し、より記憶が定着しやすくなるそうです。
反対に、「嫌い・つらい」という気持ちがあると、ストレスホルモンが海馬を萎縮させてしまうのだとか。
・「自らまとめる」ことで記憶が強くなるから
このメリットの部分が大きいと私は考えています。
なぜなら、小さなスペースに書くには、記入する内容を精査しなくてはなりません。
大事な要点をまとめなくてはなりません。
どこを書いておけば点数が取れるかを自分で考え、まとめる必要があるからです。
カンニングペーパーをつくるなかで、テキストの言葉を自分なりに言い換える、短く要約する、図式化する……といったプロセスが、記憶定着に効くというわけです。
今回紹介してのは、決して悪用してはいけません。
しかし要約するというのはとても重要な力です。
それが伸ばせるこの方法は理にかなっていると言えるでしょう。
では今回は以上です。