「日中スキマ時間はない。時間がとれるのは夜だけだ」という人もいるかもしれません。
そんな方には、寝る前15分程度で行なう「問題形式記憶術」をオススメします。
寝る前の15分は最も記憶に適した時間なのです。
なぜなら、記憶定着を妨害する「記憶の衝突」を回避できるから。
たとえば、朝に勉強してインプットした情報は、日中の仕事で脳に入力される情報と衝突するため、覚えにくくなります。
その反対に、夜に勉強したうえで、勉強後余計な情報を何もインプットせずに眠れば、勉強した内容を脳に残しやすくなるのです。
寝る前に行なう勉強として、深追いせず「浅く」「軽く」教材を読むとよいと言います。
理由は、とことん勉強すると、脳が興奮して寝つけなくなってしまうから。
そこで最適なのが、「穴埋め問題に答える形式で、覚え具合を確認する」という方法です。
教材の覚えたい部分に緑のマーカーを引き、赤シートで隠せるようにしたら、実際にシートで隠して思い出せるかチェックするだけ。
覚えていなかったところには印をつけ、2回め以降は印をつけた場所だけ確認していくのです。
大切なのは分割して少しずつ進めること。
英単語帳なら2ページずつ、といったイメージだそうなので、分量的に15分で取り組むにはちょうどよいはず。
また、シートで隠して内容を確認するだけという軽さ・浅さも、寝る前15分にはうってつけです。
勉強をする上で隙間時間を活用するというのはとても重要です。
大体1日の中で隙間時間というのは約70分あると言われてはいます。
その時間を少しでも活用していきましょう。