勉強には「積み上げ式」と「逆算式」というやり方の違いがあります。
積み上げ式:勉強などを進めながら知識や力を積み上げていった結果、目標を達成する方法
逆算式:ゴールに到達するまでにクリアすべき「課題」を先に明確にして、それをこなしながら目標を達成する方法
基本的には積み上げ式で勉強する方が多いのですが、
どこが苦手なのかを把握できない、乗り越えるべき課題に向き合えない。
といったデメリットもあります。
「逆算式」で取り組むメリット
明確なゴールがある場合には、「積み上げ式」より「逆算式」で勉強するほうが、当然効率的で有利だと言えます。
1. 効率がよくなる
「積み上げ式」だと、手探りで試行錯誤する場面が多くなります。「どうすればいいかわからないけれど、とりあえずやってみよう」をいくら繰り返しても、うまくいくとは限らないもの。
一方「逆算式」では、クリアすべき課題を事前に明確にするため、試行錯誤の手間がかかりません。結果として、必要な作業だけを集中的にこなしていけるのです。
2. 軌道修正が簡単
「積み上げ式」だと、課題を事前に明確にしておかないため、取り組み方が合っているかどうかわからないまま、最後の結果が出るまで物事を進めなければなりません。
しかし「逆算式」なら、課題をクリアできなかったとき、「この取り組み方では間違っているな」という具合で、別の取り組み方を試す必要があることに気づけます。すばやく的確に、軌道修正ができるのです。
では次回は、実際に「逆算式」で取り組むやり方についてお話していきます。