南方熊楠
この名前を聞いた時、大半の人は誰?という印象を受けることだろう。
しかし、東大や京大といった有名大学に通っている人に尊敬する人は誰かという質問をすれば必ずと言っていいほど名前が上がるほどの天才であり、近代日本における植物学の先駆的存在であり、18カ国もの言語を話したとも言われている。
天才的エピソードはいくつもあるのだが今回最も印象に残っている部分を話していこうと思う。
彼の幼少期、百科事典「和漢三才図会」という博物学書を読むことに夢中になっていた。しかし彼自身はその事典を持っておらず知人の家で読んでいたのだが、その読んだ内容を記憶し家に帰った後に写し書きを行い事典を完成させていったのだという。
ここで凄いのは、筆写したのは文章だけでなく事典にのっていた図や絵まで記憶し書いていったことである。いわゆる写真記憶の持ち主であり全105巻を完成させた。
このエピソードだけでも熊楠の天才ぶりを伝えるには十分だが重要なのはこの先で、
彼は動植物の観察には熱中していたのだが’’学校’’は嫌いであり授業を受けず山野を駆け巡っていたのだという。
今の時代、義務教育という面から学校に通うことは必須であるが、日々生きていく中で何か一つ熱中できるものがある人間はその1分野においてとても博識になり自分のためになっている。というお話でした。
他にも天才的エピソードはいくつもあるのだが今回はこの一説のみとさせて頂きます。
では今回は以上です。