梅雨明けをし、非常に暑くなってまいりました。
暑中お見舞い申し上げると共に、ご自愛もお忘れずお願い申し上げます。
さて、各学校は夏休みに入っております。
特に中学3年生は高校受験、高校3年生は大学受験に向けて、本格的な受験勉強に移行し始めております。
夏休みは長いようで短すぎるものです。
学校が再開すれば、再び授業はスタートし、また新しいことを学ばねばなりません。
この時期は、今まで以上に「勉強しなさい!」っと言われるのが、受験生なのではないでしょうか・・・
今回は、「私が生徒の見るべきところ」と「大切にしていること」についてお話させていただきます。
長くなってしまいますが、是非とも、お付き合い頂けましたら幸いでございます。
書き方ひとつでわかること
おかげさまで、この一ヶ月の間、数多くの方々から本校へお問い合わせをいただきました。
当ヒーローズでは御面談後、無料体験授業をさせていただいております。
まずは、お子様に学力定着テストを実施し、定着度をみさせていただきます。(例外はございますが・・・)
この中で、一番見たいのは「点数」ではなく「ペンの進め方」です。
算数・数学では、計算過程や悩んでいる問題
国語では問題の文章の読み進め方や書き込み
英語では問題形式によって変わりますが、文整序の過程、文章への書き込みなど
つまりは、「導き出す過程(process)」です。
正解でなくていいのです。
思考力、積極性、そこから想定される学習方法
全てではございませんが、ペンの進み方だけでも、いい点や改善すべき点が見つかってきます。
どんなこと書いているのかな?という、私の興味でもあります。
そこから、私も教えていただいたことがたくさんありました・・・
その一枚一枚は「大切な思い出」
PCやスマホ、タブレットが当たり前のこの時代、本校は「テキスト教材」と「紙媒体」で進めております。
紙に書くと、それは一つの「作品」であり、「残るもの」です。
生徒さんたちには、「せっかく書いたのだから、あとから必ず見直してほしい」と伝えております。
「ここ苦労して解いたな・・・」
「こんな解き方してたんだ!」
「こうすればもっと楽にならないかな・・・」
「ここ間違ってるじゃん!」と、思い出に浸ってみましょう。
それは「答えの○×の有無」だけでは、絶対に見つけることのできない「発見」になるはずです。
「過去の自分」から「未来の自分へ」
ただ見直すだけでは意味がありません。
「こうしとけばよかった」「もっと簡単にできないかな」と思うことが大切です。
「新しい方法をやってみよう」
「こう覚えておこう」
「この公式は忘れちゃいけない!」
書いてあることは、「過去の自分が今の自分になにか訴えている」のです。
まずは、「1週間後の自分」に語りかけることを意識してみましょう。
まるで、タイムカプセル・・・ですね。
「書くこと」に拘ってしまう怖さ
これから、もっとテクノロジーを駆使した時代になることでしょう。
そして、手で何かを書く機会もどんどん減ってしまい、億劫になってしまうでしょう。
果たして、このやり方はいいのだろうか・・・・
私は、一般的な「高校・大学入試が紙媒体」である以上、書く事はやめません。
私は、「答えだけを求める指導」でなく、「過程(process)に重点をおいた指導」を行っていきます。
個別指導学院ヒーローズ参野校
教室長 小柳津