今日は"日本初の小学校が設立された日"です。
舞台は幕末の京都。
京都は、蛤御門(はまぐりごもん)の変(1864年)に伴う大火や自然災害で壊滅的な被害を受けました。
さらに明治に入り天皇が東京へ。
同時に公家や役人も京都を去り、京都経済の衰退に拍車がかかりました。
このままでは京都が滅ぶ…
危機感を強めた京都の町の人々は、復興のため“小学校の設立”に奔走しました。
「復興→教育」
一見、直結することでは無いですが、
「明治という新時代を生き残るには新しい教育が必要だ」という町の人々の思いがありました。
役所が建設費の一部出したケースもあるそうですが、
学校の運営を含めると、ほとんどが周辺世帯から集められたお金で成り立っていたそうです。
今日の学校は“行かなければいけないもの”という印象が強いです。
しかし、町の未来を賭け、町の人々の手で運営されていた当時の学校を知ると、
義務教育と言えど「なんとなく」や「イヤイヤ」になってしまうのは少し考えものです。
今日は月曜日。
今朝、「学校面倒だな~」と思いながら当校した子はきっといるんじゃないでしょうか。
“なんのために学校へ行くのか”
学校設立の日にちなんで、今日はそんなことを考えてもらえたらと思います。