さて、静岡県の私立高校入試まで残り1ヶ月半になりました。
時間が無くて焦っている人もいるかもしれませんが、最後だからこそ落ち着いて勉強をして欲しいです。
そこで、今回は家でも出来る入試対策の勉強法をお伝えします。
入試対策だけでなく定期テスト対策にも同様の事が言えるので、家で勉強しているけど中々点数が上がらない~(>_<)という人は是非参考にしてみてください。
①まずは予習を進めて入試範囲の学習を終わらせる
はい、さっそく「復習単元が不安だから復習したいよ~」という声が聞こえてきますね(笑)
なぜ予習が必要なのでしょうか?
それは、入試対策をする時には絶対に過去問を解きます。そこで「習ってないからここは解けませんでした」が無いようにするためです。
習ってから勉強してもいいじゃん!と思う方もいるかもしれません。
しかし、入試前の学校の授業はとにかく早いです。1時間で10ページ近く進む事もありますし、授業では解説や問題演習などをせずに代表的な例題を1問先生が解いて見せるだけだったり教科書を読むだけだったり・・・。昨年は「家でやっておいて」とプリントが配られて予習なのに宿題になっている所もありました。そして入試の直前までに終わらせられるようなペースなので最後の単元は理解不十分のまま入試に挑む事になってしまうのです。
そんな状態で「理解した!」と言えるでしょうか?
過去に予習をしていない生徒から「習ってない問題が入試に出た」という事を聞いた事があります。ただ、問題を見てみると3年生の最後の単元の内容で学校では入試に間に合わなさそうだったので、先生が教科書を飛ばし飛ばしで読んで家で勉強する用のプリントが配られただけだったという状況でした。
学校で習ってないと思ってしまう程、授業ペースが早く家庭学習任せになっている事が多いのです。
そこで、ヒーローズでは12月になったらまずは予習をしてもらっています。
予習が終わってから実際に過去問を解いて現在の正確な実力を見たり、苦手な単元や解くべき単元の復習に入ったりするのです。
過去問をどれだけ解けるかが当日のテストの点数に影響します。
これは定期テストも同じですね。
定期テストもテスト前日までテスト範囲が終わらずにいる学校もありますが、これではテスト勉強どころではありません。
点数の取れている生徒ほど、先にテスト範囲の勉強を終わらせてテスト前はテスト範囲の反復練習をしています。
早めにテスト範囲を終わらせる事で分からない問題がどれなのかが分かり、どこを勉強するべきなのかが分かるのです。
②過去問は本番と同じように解く
受験勉強と言ったら当然使われるのが「過去問」です。
では、その過去問をどの様に使いますか?
受験生だから、と過去問を書店で見つけてすぐに購入し、家で少しずつ解きだしている人もいると聞きます。
過去問と一般的な問題集と同じように解いていたら勿体ないですよ!
過去問を解く時は必ず時間を本番と同じに設定して、教科書や参考書等を見ないで実力で解くようにしましょう。
実際に過去に使われた問題で何点取れるのかを知る事やペース配分を掴む事が非常に大切なのです。
そして、解けなかった問題も配点を見てどの問題を出来る様にしたら目標点に届くのかを考えて問題を絞って復習していくと良いです。
定期テストでもテスト形式でテスト範囲のまとめ問題を解いてみると本番でやってしまいがちなミスがあったり、どの様な問題がまだ理解出来ていないのかが分かったりとテスト形式で解くことのメリットが非常にたくさんあります。
2時間掛けて調べたり考えたりしながら1枚のテストを解くのではなく、1時間で解いてもう1時間で間違えた問題で解けるようにしなければならない問題を反復練習した方がよっぽど効率的ですよね?
点数の取れている生徒さんの勉強法は「問題を解く時間」「丸付して解説を読む時間」「類題などで反復練習する時間」と分けている事が多いです。同時進行では無く、今やっている勉強は何のためにしているのかを考えると良いですね。
練習で間違える事は全然恥ずかしい事ではありませんので、たくさん間違えて復習のチャンスを得ていきましょう!
③テストが近くなったら生活リズムや勉強時間は本番と同じにする
テスト勉強というと夜遅くまで必死に勉強していたり、徹夜して勉強していたりするイメージがあるかもしれませんが、それはとても非効率なので避けましょう。
入試が朝9時から始まるのであれば、8時過ぎには学校に着いていて、7時過ぎに家を出るから、6時半までには起きないといけない!
と逆算して入試当日のスケジュールを確認しておきましょう。
そして、その通りに普段から生活してみるのです。そうすると、朝6時半に起きて9時から15時まで眠くならずに勉強するには「何時までに寝ないといけないな」とか「自分は午後の時間に弱いな」とかという具体的な事も見えて来ます。
また、当日と同じかそれ以上の時間勉強出来る集中力を鍛えておかないと必ずと言っていいほど試験中に疲れが出て頭が働かなくなってしまいます。
夜遅くまで起きて勉強していると頑張っている気持ちになるかもしれませんが、入試前は朝方生活に切り替えて試験時間に能力を最大限発揮できるようにしておきたいですね。
ちなみにヒーローズだと普段の定期テストの日は「朝塾」と言って朝5時から教室を開けてテスト勉強したい生徒さんの勉強場所を提供しています。
自分1人だと朝早く起きて勉強するなんて難しいとなる生徒さんが多いですが、友達と約束して来るとなるとちゃんと朝から勉強する事が出来て良いですね。
今回は塾を探している方に見てもらいたい「家でも出来る勉強法」を入試に向けた内容で特に大事な3点を書かせて頂きました。
実際の勉強法は生徒さんの能力や目標、性格などによって細かい所が変わりますが「家でちゃんと勉強しているのに点数が・・・」という方は、まずは家でどの様な勉強をしているのかを確認してみたり、上記3点を意識した勉強法に切り替えてみたりすると良いですよ。
もちろんその為に塾に通う事も大事ですが、「塾に通って勉強を教えてもらうだけ」では無く、「塾で勉強のやり方を教えてもらう」という認識で塾を探すと自分に合った塾が見つかるのではないでしょうか。
入試やテストに向けた勉強法を書き出していくとなんだかプロのスポーツ選手の大会前の行動に似たものがありますね(^^;
勉強もスポーツも準備が一番大切だと思います。