中学生は中間テストが終わりました。
テストが終わって安心している生徒さんもいれば、結果を見て不安を抱えている生徒さんもいると思います。
今回はテストを終えて「ヤバい!」となってしまっている生徒さんにアドバイス。
まず、テストで点数を取るためにはテスト前の詰め込みだけでは不十分ですし、短期間で覚えた記憶はすぐに消えてしまうのでまた覚えなおす必要が出てしまってかなり非効率です。
同じ範囲の勉強をするのであれば、テスト前に10時間必死に勉強して覚えるより毎日1時間勉強を10日間繰り返した方が確実に記憶に残ります。
今回あまり点数が取れなかった生徒さんは自分の普段の勉強を思い出してみてください。
テスト範囲表が配られるのが2週間前くらいだとして、テスト範囲をどのくらい反復出来たでしょうか?
学年が上がるにつれてテスト範囲も広くなり、内容も難しくなります。
テスト範囲の課題を終わらせるだけで精一杯だったという生徒さんが多いのではないでしょうか。
テスト範囲表が配られてからテスト勉強をしても全範囲を反復する事はかなり難しいのです!
では、毎回安定して点数を取っている生徒さんは普段どのような勉強をしているのかをお伝えします!
・その日に学校で学習した内容を家で再度ノートや教科書を読んで復習している。
その日に学習した内容を頭の中で整理してから寝るだけでも記憶の残り方はかなり変わります。
せっかく学校で習ったのに忘れてしまっていてはもったいないのでなるべく多く記憶に残せるようにしましょう。
・次の日に学校で習うであろう範囲の教科書を読んで予習している。
どんな事をやるのかを知っておくだけでも授業の理解度は変わります。さらに、英単語を調べておいたり教科書の分を訳してみたりしておくと授業中に発表がしやすいですよね。
予習はカンペキである必要はありません。自分なりに考えてみて分からなかった所を授業で重点的に聞いてみると「そうゆう事だったんだ!」と理解しやすくなります。
・英単語や漢字等の暗記物は毎日繰り返している。
ここが一番大きな差になっている所かもしれませんね。
同じ範囲の英単語であっても数回書いただけで覚えられる人はほとんどいないと思います。
英単語をカンペキに覚えている生徒さんは毎日繰り返しているのです。
「エビングハウスび忘却曲線」という物がありますが、これは短期記憶→中期記憶→長期記憶と人の脳がどれだけ忘れやすいのかを見る事ができます。
この曲線では短期記憶は数分で忘れてしまっているが、長期記憶になった物は1ヶ月経ってもほとんど忘れていないという事が分かります。
つまり、勉強も1回では短期記憶のままで忘れてしまうが、2回3回と繰り返して長期記憶にしていく事で忘れにくい記憶にする事が可能なのです。
これが一夜漬けをしたりテスト週間だけ頑張っても効果が薄い理由の一つだと考えられます。
上記3点の「復習」「予習」「暗記の反復」を徹底する事で確実に点数は伸びていくと思います。
復習と予習をするだけでも
1回目:家で予習
2回目:学校の授業
3回目:家で復習
と3回繰り返し学習しています。
部活が忙しくて中々時間の取れない方もいるかもしれませんが
復習:1科目5~10分(ノートや教科書を見直す)
予習:1科目5~10分(教科書を2~3ページくらい読む)
暗記:10分(英単語を20個くらいテストしてみる)
と意外と時間は取られません。
テストで逆転をしていきたい方は是非実践してみて下さい!
これが出来た上で塾に通うと自力で解決出来ない問題を塾で勉強する事になるのでさらに効果が上がるでしょう!