志都呂校の近隣の中学校ではテストまで残り2週間を切って最後の追い込みの時期に入りました。
さて、皆さんはテスト勉強といったらどんな勉強をイメージしますか?
①学校のワークを進める
②教科書を読む
③ノートまとめをする
様々な勉強をしていると思いますが「勉強しているのに中々点数が上がらない!」という生徒さんに多い勉強法がこの3点に集中しているのも事実です。
それでは、なぜこの勉強法では点数が上がらないと思いますか?
それは「出来ない問題を出来るようにする勉強法では無いから」です。
モチロン普段の予習復習としての勉強として行うのは学校の授業を理解しやすくなり良いと思います。
ただし、テスト前の勉強法としては非常に効率の悪い勉強となってしまうのです。
①テスト前に学校のワークを進めていては間違えた問題の反復練習が出来ないですよね?
「テストの日に提出だから!」となるのは仕方が無いのですが、学校のワークは普段からコツコツ進めておくようにしてテスト前にはほとんど終わっている状態を目指しましょう。
そうするとテスト前には学校のワークで間違えた問題の2回目や3回目のやり直しが出来るのです。赤ペンで答えを書き写して理解した気分になってしまっている生徒さんをよく見かけますが、テストで同じような問題が出て来て解けていないという事が良くありませんか?これは、自力で問題を解いていないから起きる問題です。同様に、一度間違えた問題は自分自身が良くやりがちなミスポイントであるとも言えます。
練習で×だった問題を△→○としていく事が点数アップのシステムだと考えています。
どれだけその単元を分かりやすく解説してもらっていても、自力で解けるようにしていない限りその問題は○に変わっていきません!ヒーローズでは一度解いて×だった問題の解説や反復練習の指導に力を入れるようにしています。
②教科書をとにかく読んでいる生徒さんも良く見かけますが、果たして教科書の内容がテストに出るでしょうか?
実際のテストは問題に対して答えるスタイルですよね?しかもテスト範囲は教科書50ページ以上になる事も多くなります。それを全て覚えようとするのはかなり難しいのではないでしょうか。
また、問題集を解く時に分からない問題を教科書を見ながら解いている生徒さんもいたりしますね。これでは「分からない問題が分からない」となってしまったり、調べるだけで時間をかなりロスしてしまったりとかなりの非効率勉強法です。
テスト勉強をする時は「まず何も見ずに問題を解く」→「答え合わせをして出来る問題と出来ない問題の仕分けをする」→「出来なかった問題は解説を読んで理解する」→「解説を読んでも分からない時は教科書を読んでみる」という流れで1周目を終わらせると良いです。2周目は出来なかった問題にだけ再チャレンジしたら良いので効率的ですね。
③そしてこのノートまとめですが、今まで見て来た生徒さんで点数が伸び悩んでいる生徒さんほどキレイにノートをまとめようとする習慣を持っている事が多いです。たくさんの色ペンやマーカーでノートを作っている人近くにいませんか?
ただし、結果の出やすいノートまとめ職人と結果の出にくいノートまとめ職人がいます!
教科書や解説の内容を書き写すタイプの人は結果が出にくいタイプでいわゆるキレイなノート大好きタイプでテスト勉強の時にノートを作っている事が多くてノートを作って満足してしまいます。
教科書に書いていないけど先生が言った事や自分で感じた事をノートに書き留めていくスタイルの人はそのノートをテスト前に見返す為に作っている事が多く、普段からも授業を良く聞いている事が多いです。
ちなみに塾長も学生時代はノート作りをしていましたが、1単元で1ページと決めていたので色んな参考書を見て良く出ている部分だけをピンポイントでノートにまとめていました。
※ノートを作るのが目的では無く「どんな問題が出やすいのかな」と考えるのが目的ですね。
様々な勉強方法がありますが、どの勉強法が合うのかは人によって異なります。
もしも点数の伸びに悩んでいるのであれば勉強の仕方を変えてみても良いのではないでしょうか。
今回はテスト前の勉強法に絞って悪い勉強法の例3点を紹介しましたが、次回は普段の勉強編も紹介していこうと思います。