こんにちは。
ヒーローズ富塚校の鈴木です。
成績が良い子たちのノートを拝見すると、自分のミスやうまくいかなかったことに対する原因分析がきっちりできています。自分自身の結果を客観的に把握できている状態です。
富塚校では自分自身を客観的に見る練習として、原因分析をすることを目標とした振り返りを毎回やってもらっています。これをやってみて見えるようになったことは、なかなか成績の向上が見られない生徒は、原因そのものがしっかりと見つけられていないのです。
なかなか成績が上がらない生徒は、とにかく原因というものを一言で終わらせたがる傾向があります。
今回のテーマは、生徒がよく言う間違いの原因の一つ「凡ミスをした」の凡ミスについてです。
凡ミスとはたまたま起きた失敗のこと
まずは凡ミスとは何か、わかった上で使ってない生徒が多いんです。
凡ミスというのは、ケアレスミスの一種です。つまり、普段は全くしないのに今回ばかりはたまたま起きてしまったエラーによるミスです。
普段はやらないのに今回たまたまーーというのがポイント!
いつもやっていたらそれは凡ミスではないのです。凡ミスがたくさん発生しても凡ミスではないのです。
たまたま偶然が1回のテストで何度も出現したら、相当なレアケースと言えます。
「凡ミスをした」は本当に凡ミスなのかを疑おう
普段は合ってるのに!なんでこんなことをしてしまったんだろう…。というのであれば、凡ミスの可能性が少しはありますが、けれど、ほとんど場合において、成績がなかなか上がらない生徒たちがテストや普段の勉強でしているミスは凡ミスではありません。凡ミスではなく、理由や原因がしっかりあるミスです。
この理由や原因とちゃんと向き合わないと、そのミスを減らしていくことはできません。凡ミスで片付けてしまっていたら、本当の原因や理由がわからないまま先に進んでしまうことなります。
それって、本当は成長できたかもしれない種を、他ならぬ自分自身でつぶしてしまっているということです。だからなかなか向上しないのです。
自分の間違いの原因とちゃんと向き合おう
凡ミスと一言で原因を終わらせてしまうのではなく、そのミスがどうして起きたかの原因を探るようにしましょう。
例:凡ミスをしていた
(疑問)どうして凡ミスが起きてしまったんだろう?→→計算するときに途中式を書いていなかった
(疑問)どうして途中式を書かずに解いていたんだろう?→→書かなくてもできると思ってたから
(疑問)途中式を書かなくてもできる段階といえる?→→NO
こんな感じで掘り下げていくと、凡ミスではなく本当の原因をあぶりだすことができます。本当の原因がわかれば、練習しなければいけないこともわかります。
例えば、上の例の場合、凡ミスで片付けていたら見えなかったけどこの生徒が本当に練習しなければいけないのは、「途中式を書く習慣づけ」なわけです。凡ミスのときより、具体的に見えてきますね。
ヒーローズ富塚校では、「自分の力だけでは今ひとつうまく原因分析できない」「ついつい凡ミスで片付けてしまう」と言ったあなたの勉強の仕方を一緒に考えていきます。
ひとりで悩んでしまう前に、気軽に相談からやってみませんか?