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先日は、個別指導と集団指導の違いを解説させて頂きましたので、今回は個別指導の中でも完全個別と呼ばれる先生1対生徒さん1や1対2と先生1に対して3以上の所謂グループ個別と呼ばれる教え方の違いについてお話させて頂きます。
では、そもそも個別指導塾のメリットとはなんだったでしょう?
先日は以下のようにお話しました。
・指導領域が個別にできる(今やるべき問題だけをできる) ・復習をして、本当に躓いている所ができる ・一人ひとりに合わせた目標設定ができる ・一人ひとりに合わせた進路指導ができる ・その子に合わせたペースで勉強できる ・行ける時間も自由に設定できる場合が多い
正直これらのメリットはどちらのタイプでも変わりません。個々人を見て指導するという部分は一度に指導する人数とは関係ないからです。
では特に何が違うかというと大きく3つの違いがあります。
まず1つ目に料金が大きく違います。極端な話、一人の講師さんにかかる人件費が一緒だとすると、当然独り占めできる完全個別の方が高くなります(場合によっては4倍〜5倍の差があります)そうすると家計から出せるお金が決まっまている場合、完全個別だと週1回1コマ等通塾頻度を減らさなくてはいけないので、家で自分から勉強したり宿題を完璧にできない場合、なかなか成績が上がらないということも多いです。その点、グループ個別の方がやや安めの設定になっており通いやすさは増しますが、それでも集団塾よりは高くなる場合が多いので、あまり金額ばかりを気にするのであれば個別塾自体を避けた方がいいかもしれません。
次に、担任制を取りやすいかいろんな先生が指導するか、という点です。当然完全個別では担任制が多く、グループ個別ではいろんな先生が指導する所が多いです。
担任制の場合は、相性があうとずっとその先生が見てくれるので安心感は大きいです。また、その生徒さんの事をよくわかって指導できるという点も強みになります。但しデメリットとしてはその先生の前では勉強するけど家ではできない、テストで実力発揮できない、万が一先生が変わるとガクッと成績が落ちる等、先生に依存してしまう生徒さんもいます。
逆にいろんな先生が見てくれるタイプでは、先生に依存せず自分で学習できるような自立学習が身につきやすいです。ただし、先生同士の連絡や共有が少ないとうまく授業が運べないといったこともあるそうです。
最後3つ目は、話を聞く時間と自分で考える時間のバランスです。
どうしても先生に対する生徒さんの人数が少ない方が話を聞く時間は多くなります。逆にグループ個別の方が自分で考える時間は増えます。当然、わからないことがたくさんありすぎてずっと話を聞いていたいという生徒さんは完全個別がいいですが、その場合でもたくさん通って自分で考えたり演習をしないと、結局先生に聞かないと分からなかったり、「わかる」と「できる」の違いでテストでの点数は上がりません(先生はテストの時に隣にはいません)逆に自分で考えて演習を多くする塾はきちんと何をやるべきか指導がされていれば点数は上がりやすいです。ただし、その場合でも学校での理解があまりに少ない場合はじっくり時間をかけて解説が必要な場合もあります。
総じて言うと、完全個別は料金帯が高い分先生に恵まれれば安心して通える反面、自立して勉強したり習慣化するのは難しい。どちらかというと難関校志望や既に自ら勉強できて少ない時間でも話を聞いて理解すればできる子が向いています。
グループ個別は、自立して学習できる力を育てやすい反面、先生を選ぶような生徒さんは難しい場合もある。宿題を自らできなかったり自分での学習方法がつかめない、何故かテストで点数が取れないといったお子さんはグループ個別が向いています。
是非どちらがいいのかお子様のタイプによって選んで頂ければと思いますし、細かい点はぜひ直接お問い合わせや面談で聞いてみるのが1番です!
次回は、テスト対策についてお話したいと思います!今後もこうご期待ください!