中3の9月から入試本番までの受験スケジュール|愛知県2027年度入試で今やること【長久手市の個別指導塾】
夏休みが終わり、中学3年生にとっては「あと半年」という言葉が急に現実味を帯びてくる時期です。ところが実際に何がいつ起きるのかを正確に把握している生徒は、そう多くありません。志望校を出すのはいつなのか、私立と公立はどちらが先なのか、内申はどの成績で決まるのか。全体の地図を持たないまま走り出すと、目の前の課題に追われて肝心な準備が後回しになります。
2027年度(令和9年度)の愛知県公立高校入試は、一般選抜の学力検査が2027年2月24日、合格発表が3月8日と発表されています。逆算すると、この記事を読んでいる今から本番まで、およそ半年。長いようでいて、テストと行事に区切られた実際の勉強時間はもっと短くなります。
この記事では、9月から3月までの流れを月ごとに追いながら、それぞれの時期に何を決め、何を進めておけばいいのかを整理します。長久手市の中学校に通うお子さんと保護者の方が、今週から動き出せる形にしてあります。
受験は「月ごと」に進んでいく
高校受験は、当日いきなり結果が出るものではありません。秋に志望校の候補を絞り、2学期の成績で内申が固まり、12月の面談で受験校が決まり、1月に私立、2月に公立を受ける。この順番はほぼ毎年同じです。つまり、いつ何が起きるかは先に分かっているということです。
ここで押さえておきたいのは、「勉強する期間」と「決める期間」が分かれているという点です。9月から11月は、成績を上げながら情報を集める時期。12月は決める時期。1月以降は、決めたところへ向けて仕上げる時期。この三つを混同すると、12月になって初めて高校を調べ始める、といったことが起こります。
9月〜11月 情報を集めながら成績を上げる
多くの中学校では、進路希望調査が年に数回配られます。9月ごろの調査は、まだ確定ではありませんが、担任の先生が生徒の希望を把握する最初のまとまった機会になります。ここで空欄や「まだ決めていない」が続くと、面談での話が進みません。仮でいいので、名前を書ける状態にしておくことが大切です。
同時に、この時期は各高校の学校説明会・見学会が集中します。実際に足を運ぶと、偏差値や口コミでは分からないことが見えてきます。校舎の雰囲気、生徒の様子、そして何より通学の現実感です。オンライン説明会だけで済ませた生徒より、一度でも現地に行った生徒のほうが、その後の勉強に粘りが出る場面をよく見ます。
そして最も重要なのが、2学期の定期テストです。理由は次の章で触れますが、この時期のテストは受験生にとって「勉強」であると同時に「入試の一部」でもあります。
内申点は、2学期の成績で決まる
愛知県の公立高校入試では、当日の学力検査の点数と、中学校が作成する調査書(内申)の両方が使われます。そして調査書に載る評定は、中学3年生2学期の通知表がもとになります。9教科を5段階で評価し、合計45点が満点です。
これは、10月・11月の中間テストと期末テスト、そして提出物や授業の取り組みが、そのまま入試の得点に変わるということです。「受験勉強をしたいから定期テストは手を抜く」という判断は、愛知県ではまず成り立ちません。2学期のテストこそが受験勉強です。
| 見られるもの | 決まる時期 |
|---|---|
| 調査書の評定(9教科・45点満点) | 中3・2学期の通知表 |
| 学力検査(5教科) | 2027年2月24日の本番 |
| 校内順位の決め方 | 高校ごとに事前公表 |
内申と当日点をどう組み合わせるかは高校ごとに定められており、内申を重く見る方式、当日点を重く見る方式などがあります。志望校がどの方式を採っているかによって、秋の力の入れどころが変わります。内申が伸び悩んでいる場合は当日点で勝負できる高校を、逆に内申が安定している場合はそれを活かせる高校を、という考え方ができます。
12月 三者面談で受験校が固まる
2学期の成績が出そろうと、12月に三者面談が行われます。ここが実質的な決定の場です。私立高校の推薦や特色選抜の出願は1月上旬から始まるため、面談の時点で受験校の形が見えていなければ間に合いません。
面談で困るのは、志望校がひとつしかないケースです。公立本命の生徒でも、私立を1〜2校は受けます。私立をどこにするか、公立が届かなかったときにどうするか。この二段構えを考えていないと、面談の場で慌てて決めることになります。
秋のうちに候補を3〜5校書き出しておくのは、そのためです。第一志望、それより少し手前、確実に押さえられるところ。この三層を用意しておけば、面談は「確認の場」になり、そこから先の2か月を勉強に使えます。
1月の私立、2月の公立 本番の流れ
愛知県では、私立高校の入試が1月、公立高校の入試が2月という順番になります。多くの生徒にとって、人生で初めての入学試験は私立です。ここで一度緊張を経験しておくことが、2月の公立入試での落ち着きにつながります。
2027年度の公立高校入試は、推薦選抜の面接が2月4日、一般選抜の出願が2月8日から16日、志願変更が2月17日、学力検査が2月24日、そして合格発表が3月8日です。面接を実施する高校では、2月25日または26日に行われます。
注目したいのが「志願変更」です。出願後に倍率が出てから、一度だけ受験校を変えられる制度があります。ここで揺れないためにも、12月までに納得のいく選び方をしておくことが効いてきます。
2027年度から、調査書の記載内容が変わる
今の中学3年生が受ける2027年度入試から、調査書の登録事項が見直されます。愛知県教育委員会の発表によれば、「性別」「行動の記録」「出欠の記録」の記載が削除されます。学びの多様化にともなう評価の難しさや、公平性の確保、多様性への配慮を踏まえた変更とされています。
これまで欠席日数を気にしていたご家庭にとっては、大きな変化です。ただし、これは「学校を休んでも構わない」という意味ではありません。授業に出ていなければ評定はつきにくく、評定は引き続き調査書に載ります。見られる項目が絞られた分、9教科の成績の比重がむしろ増したと考えるほうが実態に近いでしょう。
長久手市の中3生が、秋にやっておきたいこと
長久手中学校・北中学校・南中学校のいずれも、2学期は行事が多く、部活動の引退から受験モードへの切り替えに時間がかかる生徒が少なくありません。切り替えが11月まで延びると、内申が決まる肝心のテストに間に合わなくなります。9月のうちに、平日の勉強時間を「毎日この枠」と固定してしまうのが現実的です。
志望校を考えるとき、長久手からは名古屋市内・尾張地区・豊田方面と、複数の方向に通学圏が広がります。リニモや地下鉄、バスを乗り継ぐ経路になることも多く、通学時間は高校生活3年間に効いてくる要素です。秋の学校見学は、ぜひ実際の通学時間帯に、実際の経路で行ってみてください。
また、模試は一度は受けておきたいところです。学校の順位だけでは、県全体の中での位置は分かりません。長久手の中学校は学年の人数が多く、校内の感覚と県内の立ち位置がずれることもあります。数字で現在地を確認してから志望校を絞るほうが、判断を誤りません。
よくある質問
Q. 志望校がまだ決まりません。いつまでに決めればいいですか。
A. 最終決定は12月の三者面談から年明けにかけてですが、候補を絞るのは11月までが目安です。決まらない原因の多くは「知っている高校が少ない」ことにあります。まずは通学圏内の高校を一覧で眺めるところから始めてください。3校でも書き出せれば、比較ができるようになります。
Q. 1学期の内申が悪かったのですが、もう手遅れですか。
A. 調査書に載るのは2学期の評定です。1学期の成績がそのまま持ち越されるわけではありません。ただし2学期は残りのテストが限られているため、次の中間テストから動く必要があります。特に提出物や実技教科は、取り組み方を変えればすぐに反映されやすい部分です。
Q. 私立は必ず受けないといけませんか。
A. 義務ではありませんが、多くの生徒が受験します。公立が不合格だった場合の進学先を確保する意味と、本番の雰囲気を一度経験しておく意味があります。私立の入試は公立より1か月ほど早いため、1月の過ごし方も含めて、秋のうちに計画に入れておくと安心です。
Q. 受験勉強と定期テスト勉強、どちらを優先すべきですか。
A. 2学期に関しては、定期テストが受験勉強を兼ねます。内申が2学期の成績で決まる以上、テスト前はテスト範囲に集中して構いません。入試対策としての総復習は、テスト期間以外の時間と冬休みに回すのが現実的な配分です。
まとめ
9月から11月は情報を集めて成績を上げる時期、12月は決める時期、1月からは仕上げる時期。この区切りを頭に入れておくだけで、目の前のテストや課題の意味が変わってきます。
特に2学期の定期テストは、内申という形でそのまま入試の得点になります。受験勉強と切り離して考えず、10月・11月のテストを本番の一部として扱ってください。
半年という時間は、計画があれば十分に長く、なければあっという間に過ぎます。まずは学校説明会の日程を調べ、候補校を書き出すところから。それだけで、12月の面談の景色はずいぶん違ってきます。
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長久手市の個別指導塾として、今の成績と志望校から、入試本番までの半年をどう使うかを一緒に組み立てます。「志望校が決まらない」「内申が足りるか分からない」「あと半年で何をすればいいのか見えない」といったご相談を、これまで数多くお受けしてきました。長久手中学校・北中学校・南中学校それぞれの日程に合わせた対策ができます。無料体験授業・学習相談を随時受け付けています。
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