ヒーローズ宇都宮山本校の片山です。今回は算数・数学が苦手な原因について考えていきましょう。
数学が苦手な生徒さんはたくさんいますね。でも、数学は一番点数が上がりやすいです。なぜなら解き方さえ覚えてしまえば
後はそれに当てはめて計算すればいいからです。歴史の年号や人名、地名、英単語、漢字などは覚えるものは無数にあります
が、数学の公式なんて計算に限れば10数個です。図形は公式が多数ありますが、漢字英単語に比べればとても少ないです。
ただし、公式を覚えてもなかなか解けないのが文章問題です。特に小学生のころに計算問題をひたすら速く解く塾に通ってい
た子は文章問題がとても苦手です。なぜでしょうか?
計算を早く解くことだけに意識があるので、問題が何を意味しているのかを考えていないからです。そして文章問題が苦手な
生徒は、「単位量あたりの大きさ」を理解していません。下の表の小学5年生の関数の赤字の部分です。
単位量あたりの大きさの問題とはこういったものです。
「5mで420gのロープがあります。このロープ2mの重さは何グラムですか?」
「420÷5×2」という計算はすぐに解けても、文章からこの式を導けない生徒は多いです。できない子は数字と+-×÷だけで
考えて解こうとしますので、なかなか解けません。この問題を解くにはまず1mで何グラムなのか、それを何倍すればいいの
かを順番に考えていかないといけないからです。難しい場合は簡単な数字に置き換えてみます。
「2mで100gのロープがあります。このロープ3mの重さは何グラムですか?」 これなら解けますよね?
「100÷2×3」あとは上の問題の数字を当てはめれば「420÷5×2」になります。
単位量あたりの大きさの理解は重要です。上の表をご覧いただくと6年生で比例反比例、時間・速さ・距離につなります。
さらに中学生で比例・反比例→1次関数→2次関数へとつながっていきます。この2次関数が曲者で、いくらでも難しい問題
が作れて、高校入試での配点も大きいのです。計算ができても文章問題が苦手な生徒さんは、この単位量あたりの大きさの
復習から始めましょう。
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