
なぜ「学校のワークを3回」解くと成績アップにつながるのか?
「テスト前に、学校のワークをちゃんとやりなさい!」
お子さんに、こんな声かけをしている保護者の方も多いのではないでしょうか・・・。
実際、定期テスト対策で学校のワークに取り組むことはとても大切です。
しかし、ここで一つ大切なポイントがあります。
それは、学校のワークは「1回やって終わり」ではなく、繰り返し取り組むことが重要だということです。
今回は、なぜ「学校のワークを3回」解くことが成績アップにつながるのかをご紹介します。
■1回目は
「できる問題」と「できない問題」を見つけるため
まず1回目。
ここでは、すべての問題を完璧に解ける必要はありません。
むしろ大切なのは、
・どこまで理解できているのか
・どの問題で間違えたのか
・何がわかっていないのか
を見つけることです。
例えば、数学で10問解いたとして、「7問できた。3問間違えた」だけで終わってはいけません。
その3問について、
「計算ミスだったのか」
「解き方がわからなかったのか」
「そもそも問題の意味が理解できなかったのか」
を確認することが大切です。
つまり、1回目は『できないところを発見するための勉強』です。
■2回目は
「できなかった問題をできるようにする」
1回目で間違えた問題を、そのままにしてはいけません。
答えを見て、「なるほど、そういうことか」と思って終わるだけでは、次に同じような問題が出たときに、また間違えてしまうことがあります。
そこで2回目です。
1回目に間違えた問題を中心に、もう一度自分の力で解いてみます。
答えを見ずに、「本当に自分一人で解けるのか?」を確認します。
ここで初めて、「わからなかった問題」が「できる問題」に変わっていきます。
つまり、2回目は『わからない』を『できる』に変えるための勉強です。
■3回目は
「テストで確実に解けるようにする」
「2回できたから、もう大丈夫!」と思うかもしれません。
しかし、ここが大切です。家で解けても、テスト本番で解けなければ点数にはなりません。
テストでは、
・時間が限られている
・問題の順番が違う
・ 少し問題の聞かれ方が変わる
といった状況があります。
そこで、テスト前にもう一度取り組みます。
できる問題も含めて解き直し、「見たことがあるから解ける」ではなく、「自分の力だけで解ける」状態を目指します。
これが3回目です。
つまり、3回目は『できる』を『テストで確実に点数を取れる』に変えるための勉強です。
★「3回解く」と、何が変わるのか?
学校のワークを3回繰り返すことで、学習の目的が少しずつ変わっていきます。
1回目:できない問題を見つける
↓
2回目:できなかった問題をできるようにする
↓
3回目:テストでも確実に解けるようにする
この流れを作ることが、成績アップにつながります。
★成績が伸びない子に多い「1回やって終わり」
残念ながら、「学校のワークは終わらせた」という状態で満足してしまう生徒は少なくありません。
しかし、ワークを終わらせることと、問題を解けるようになることは別です。
例えば、答えを見ながら解いた問題や、わからないまま丸つけをした問題。
これらは「ワークをやった」ことにはなりますが、テストで正解できるとは限りません。
大切なのは、何ページ進んだかではなく、何問できるようになったか。
ここに意識を変えるだけでも、勉強の質は大きく変わります。
★では、いつから始めればいい?
「テスト前に3回もできない!」そう思うお子さんもいるかもしれません。
その通りです。
だからこそ、テスト直前になってから学校のワークを始めるのでは遅いのです。
おすすめは、
テスト2週間前まで:学校のワーク1回目を終わらせる
テスト1週間前まで:間違えた問題を中心に2回目
テスト直前:もう一度全体を確認して3回目
という流れです。
もちろん、すべての問題を毎回同じように解く必要はありません。
1回目で完璧にできた問題は、確認程度にし、時間をかけるべきなのは、「何度も間違える問題」です。
★「量」だけでなく「できる問題を増やす」ことが大切
勉強が苦手なお子さんほど、「たくさん勉強しなければ」と思ってしまいがちです。
しかし、ただ単に問題をたくさん解くだけでは、成績アップにはつながりません。
大切なのは、できなかった問題を、できる問題に変えていくこと。
そのための最も身近な教材が、毎日学校で使っているワークです。
特別な問題集を何冊も買う前に、まずは学校のワークをしっかり使い切る。
1回解いて終わりではなく、
「できない」を見つける。
「できる」に変える。
「テストでも解ける」状態にする。
この3ステップを繰り返すことが、定期テストの点数アップにつながります。
★まとめ
定期テストで点数を伸ばしたいなら、学校のワークは、「終わらせるためにやる」のではなく、「できるようになるためにやる」ことが大切です。
そして、そのための一つの目安が「3回繰り返す」という学習方法です。
特に、
「勉強しているのに点数が伸びない」
「ワークは提出しているのにテストで点が取れない」
というお子さんは、勉強時間を増やす前に、ワークのやり方そのものを見直してみることをおすすめします。









