「私立専願」受験(入試)まで残り1週間になりました!
体調に気を付けながら、最後まで全力を尽くしましょう!
ところで、「私立専願」って何?
今回は、現在中2・中1の生徒さんや保護者の方にわかりやすく解説します。
【私立高校の専願受験とは?】
私立高校の「専願受験」とは、お子さまがその学校を第一志望として受験することを前提にした受験方式です。
推薦入試と違い、出身中学校長の推薦は必要ありません。
専願入試は、学科試験の結果と出身中学校から提出された調査書等を総合して選考されます。
多くの高校では、学科試験を3科目で実施しています。
なお、専願入試では、調査書の内容も合否にかなり関係しているようです。
専願受験にはいくつかの特徴やメリットがあり、進路選択の重要な選択肢となります。以下に、詳しく説明いたします。
【専願受験のポイント】
1.合格したらその学校に入学することが前提
専願受験では、合格した場合、その学校に進学することを確約する形になります。他の学校を受験したり、公立高校と併願したりすることはできません。
そのため、進路を早めに確定させたい場合に適した受験方式です。
2.受験対策がスムーズに進められる
第一志望が決まっているため、その学校の入試問題や傾向に集中して対策を行うことができます。
他校の試験対策を並行して行う必要がないため、お子さまの負担も軽減されます。
3.公立高校よりも早めに進路が決定
私立高校の入試は、公立高校の一般入試よりも早い時期に行われることがほとんどです。
専願受験で合格すれば、早い段階で進路が確定し、受験の不安から解放されます。
【専願受験のメリット】
・合格の可能性が高まる
専願受験では、学校側が「本校を強く志望している」という姿勢を重視するため、合格基準がやや緩和される場合があります。
そのため、学力的に不安がある場合でも合格しやすい傾向があります。
ですから、自分の偏差値よりも高い高校に専願で受験する生徒が多い傾向にあります。
・進路が早期確定し、余裕をもって中学生活を送れる
合格後は、余裕をもって中学校生活の総仕上げを行ったり、高校での学習に向けて準備を始めたりすることができます。
【注意点】
1.公立高校を受験できない
専願で合格した場合、他校を受験することはできません。
そのため、公立高校を第一志望に考えている場合は、専願受験は適さない選択肢となります。
2.入試前に確実に志望校を決める必要がある
お子さま自身がその学校を本当に第一志望として納得しているかどうかを確認することが大切です。
学校見学や説明会、オープンスクールなどでしっかりと情報収集を行いましょう。
3.学費や通学の条件を考慮
私立高校の学費は公立高校に比べて高めになる場合があります。
加えて、通学時間や交通費など、家庭の負担も考慮する必要があります。
【まとめ】
私立高校の専願受験は、進路を早めに確定させることができる魅力的な選択肢ですが、慎重な検討も必要です。
お子さまと一緒に「なぜその学校を選ぶのか」「本当に納得できる進路か」をじっくり話し合い、ベストな進路選択をサポートしていきましょう。