こんにちは!ヒーローズ加木屋校の山田です!
新学年を迎えるこの時期、小学校から中学校へ進学する生徒さんや、その保護者の方から「中学校ってどんな感じですか?」「勉強についていけるか心配です」といった声をよくいただきます。
今回は、「小学生と中学生の勉強面での違い」について、塾の現場から見えるポイントをお伝えします。
これから中学生になる皆さん、そして現在中学生の皆さんにも、今一度自分の勉強スタイルを見直すきっかけにしてもらえたらと思います。
1. 勉強量の違い ~一気に増える!~
中学校では教科数が増え、1科目ごとの学習内容もぐっと難しくなります。
小学生: 国語・算数が中心で、理科・社会は基礎的な内容
中学生: 主要5教科(国・数・英・理・社)+実技4教科(音楽・美術・保体・技家)の定期テストがある
中学生になると、宿題に加えて自主学習の時間も必要になります。小学校の延長線ではなく、「自分で勉強を管理する力」が求められるようになります。
2. 授業スピードの違い ~ついていけないと苦しくなる~
中学校の授業は、より多くの内容を短時間で進めていきます。
小学校では何度も繰り返して丁寧に扱っていた単元も、中学校では「一度説明を受けて理解する」ことが前提になります。
そのため、「分からなかったところをそのままにする」ことが致命的になりやすく、特に積み上げ型の教科(英語・数学)では、ひとつのつまずきが次の単元に大きく影響することもあります。
3. 定期テストの存在 ~評価の重みが変わる~
小学校では単元ごとのミニテストが中心でしたが、中学校では定期テスト(中間・期末)が導入され、内申点に直結します。
この内申点によって、自分が進学できる高校が大きく変わります。
愛知県の公立高校入試では、特に中学3年生の内申点が入試に影響します。
早い段階から「行きたい高校の内申点はどれくらい必要か」を知り、それを意識して日々の学習に取り組むことがとても大切です。
また、定期テストは年に4~5回しかなく、どの教科も範囲が広くなります。実技教科もテスト対象になることが多いため、「テストに向けて計画的に勉強する力」が必要になります。
提出物や授業態度も評価に大きく影響するため、日々の積み重ねが重要です。
4. 英語と数学 ~中学での重要2教科~
特に気をつけてほしいのが、英語と数学です。
英語: 中学から本格的に始まり、単語・文法・リスニング・ライティングと幅広い力が求められます
数学: 小学校の算数とは別物で、「公式の理解と応用力」「論理的思考力」が必要です
これらは高校入試でも大きな比重を占める教科です。苦手意識を持ってしまうと取り戻すのに時間がかかるため、中学1年のうちにしっかり土台を作ることがとても重要です。
5. 自主性が求められる ~勉強の主導権は「自分」へ~
小学生の間は、先生や保護者が「やるべきこと」をある程度管理してくれますが、中学生になると、「やるかどうか」は自分次第になります。
例えば、こんな力が求められます: ・自分でスケジュールを立てる ・分からないところを自分から質問する ・家での学習時間を自分で確保する
こうした「自立した学習姿勢」が求められます。とはいえ、最初から完璧にこなす必要はありません。自分に合ったスタイルを一歩ずつ見つけていくことが大切です。
最後に ~中学の勉強は準備がカギ~
中学に進む前に、小学校の基礎をしっかり固めておくことがとても大切です。
特に「計算力」「漢字力」「読解力」「英語の基本単語や表現」などは、中学の学習の土台となります。
加木屋校では、そうした「中学準備」をサポートする講座や個別指導も行っています。不安なことや気になる点があれば、いつでもご相談くださいね。
中学校での勉強は確かに大変になりますが、それだけ「できるようになる喜び」も大きくなります。一緒に前向きにスタートを切っていきましょう! 必要であれば、保護者の方向けの内容や、学年別の具体的な取り組み例もご用意できます。お気軽にお知らせください。