皆さんこんにちは、鎌倉台校の小林です。
まずは、進級・進学おめでとうございます。
この大変な世の中、従来のような生活に戻るのはまだまだ難しくたくさんの制約がある中で新たなスタートを切りましたが、その中でも皆さんが明るく楽しく生活できることを願っております。
鎌倉台校では今年も、部活動や習い事、それから勉強の両立を頑張る皆さんのことを様々な角度から全力でサポートしていきたいと思います。
さて、先週まで「勉強に消しゴムは必要ない」というお話をさせていただきました。今回はそのことに関連するある言葉を紹介したいと思います。
『Erasers are an ‘instrument of the devil’ and should be banned from classrooms because they encourage children to feel ashamed about mistakes.』
(消しゴムは子どもたちにとって、間違いを恥だと思わせる「悪魔の道具」であり、教室では使用禁止にすべきである)
これはイギリスの認知学者であるGuy Claxton(ガイ・クラクストン)氏の言葉です。(「悪魔の道具」…なかなかインパクトのある言葉ですね。)
私たちの生活の中で「間違い」とはどのような意味を持つのかと考えるとき、その中にはやはり「恥ずかしいもの」と思う人は少なくないと思います。しかし実際は、間違えることは恥ずかしいことではないのです。
ガイ氏の言葉は次のように続きます。
『we need a culture where children are not afraid to make mistakes, they look at their mistakes and they learn from them, where they are continuously reflecting and improving on what they’ve done, not being enthralled to getting right answer quickly and looking smart.』
(私たちには、子どもが間違いを恐れず、間違いを見直しそこから学び、正しい答えを素早く得て賢く見えることに夢中にならず、自分のしたことを絶えず反省し、改善することができる文化が必要だ)
間違えたことで落ち込んだり、そこでやる気をなくしたりすることもあるかと思います。しかしながら、間違えたことを正していくその過程にこそ、勉強の本質というものがあるのです。そのことを頭の片隅に置いて勉強に取り組んでみてくださいね。
See you next week!
出典:Javier Espinoza(2015.5.26)「Erasers are an ‘instrument of the devil’ which should be banned, says academic」『The Teregraph』