普段の勉強の時に、学校のテストのことを考えると少しでも早く解くという、スピード感を重視して取り組まれている人もいるかもしれません。
ただ、
「解くことが遅い」というのと「じっくりゆっくり考えて遅く解く」というのは完全に意味合いが違います。
今回はこの「じっくりゆっくり考えて遅く解く」という遅考術という方法についてお話します。
遅考術とは、文字通り遅く考える思考法のことです。
この方法のメリットは、最初に思いついた仮説に飛びつかないという点にあります。
このメリットは、仮設に飛びつかないことでエラーが生じやすい場面でもエラーが生じにくくなります。
すなわち、誤った結論に至ることを回避できるということです。
もっと言えば、より適切な結論に至ることが出来るようになります。
この遅考術の基本は「まずはいったん否定する」です。
思考の特性として、最初の思いつきを捨てて「別の可能性もあるんだ」と考えるのは、生中なことではありません。
誰もが、自分の思いつきを正しいと考えがちです。むしろそう考えたいものです。
しかし、「その思いつきは正しいとは限らない」ということを知っていれば、その思いつきをいったん否定し、別の可能性を考える方向に一歩を踏み出すことができるでしょう。
ちょっと今回は難しいお話をしましたが、要はスピードを意識することも大事ですが、一度じっくり考えるタイミングを作るのはいかがでしょうか?
というお話でした。
では今回は以上です。