人生は一生勉強ですが、勉強することが嫌いな人はできるだけ勉強に時間をかけたくないしそもそもしたくないもの。
戦略をたてればストレスを減らし成果を上げようとする行為となるので、“怠け” ではなく健全な効率化の推進になるはずです。
今回は、「なるべく勉強しない」ですむための習慣を4つ紹介します。
1. 他者の思考を借りる
『最速で10倍の結果を出す他力思考』(プレジデント社)の著者で、THE ONE株式会社代表取締役の小林正弥氏は、1馬力ではなく、100人力を使って結果を出すのが「他力思考」の目標だと説きます。
小林氏の言う「他力思考」とは、他者の知恵や経験を借りたり、他者の時間を借りて協力を得たりすること。“自力” だけでは限界があると小林氏は言います。先ほどの高瀬氏の話と共通していますね。
そして、これらは「なるべく勉強しない」ための方略にもなるはずです。勉強に関することをなんでも周囲に質問し、他者の思考を借りてしまうのです。もちろん、借りっぱなしではなく、相手が望めば「自分の思考」も貸し、ともに勉強を省エネ化するといいでしょう。
「他者に教えてもらう」ではなく「他者の思考を借りる」と考えたほうが、より客観的に質問でき、より素直に受け止められるのではないでしょうか。
2. 何が “わからない” のかたどる
前出の小林氏は、他者の頭を使う(知恵や経験を借りる)ための重要なポイントは「質問力」だと述べます。たとえば勉強の場合、「数学がわかりません。どうしたらいいですか?」などと聞いても、相手は何をどう教えていいのかわからず、困ってしまうでしょう。
ならば自分が聞きたいことを限定・具体化すべく、自分が何をわからないのかたどってみればいいわけです。
わからないことが具体的になったかな? と思ったら、今度はそこから “その” 何を知りたいのか具体的に展開してみるのです。
そうすれば質問の精度を上げることができるはず。相手もあなたに最適な答えを返しやすくなるでしょう。
いわばそれは、なるべく自分が勉強に時間をかけないですむような、いい情報を得るための質問ということです。
残り2つはまた次回!