さて、今回の歴史は前回の鑑真のお話の次、
唐の文化が伝わった後、影響を強く受け国際色豊かな文化が生まれました。
その名前は、聖武天皇のころの年号をとって天平文化と言われます。
このころ、聖武天皇は仏教の力で国家を守ろうと考え、地方には国ごとに国分寺・国分尼寺を立て都には大仏をまつる東大寺を建てました。
東大寺の正倉院には唐・新羅・インド・西アジアなどから伝わった美術工芸品も納められています。
さらに、このころは歴史書等の様々な書物が登場します。
・古事記:神話などから、推古天皇までの物語が書いてある
・日本書紀:神の時代から持統天皇までの歴史を、天皇を中心にして書いてある
・風土記:それぞれの国の郷土の産品や、山川などの名前の由来をまとめた地誌
・懐風藻:大友皇子や長屋王など、7世紀後半以降の漢詩をおさめた漢詩集
・万葉集:約4500首を収めた歌集のこと
万葉集には、東国の人たちが歌った東歌や、防人が歌った防人歌なども入っている
いくつもありますが、この中でも「古事記」・「日本書紀」「万葉集」はよくテストでも出題される言葉なので覚えておきましょう。
これから先の時代でいくつもの文化が出てきますが年と一緒に区別していきましょう。
では今回は以上です。