こんにちは!ヒーローズ府中校です。
今日は暗記のコツがメインテーマです。
教室長の経験談も交えつつ、記憶のメカニズムに基づいた忘れにくい暗記の仕方を伝授していきます!
過去に読んだ本にも書いてあったような、そうでないような。
本が手元に無かったので近いうちに探し出して読み返したら出典なども載せていきますね。
大雑把に言えば記憶は「短期記憶」と「長期記憶」に分かれます。
短期記憶にあった記憶をどうやって長期記憶に変えていくか?定期テストや受験で使える知識にするにはどうすれば良いか?
この記事をご覧頂ければそれが分かるようになります。
書くこと多くなりそうなので2回に分けます。
それでは行きましょう!
記憶のメカニズムに基づいた暗記のコツ
(第1回)
定着のための2種類の手段
①維持リハーサル
②精緻化リハーサル
※②は"せいちか"と読みます
これが2種類の手段の名前です。
何度も登場するので名前を覚えておきましょう。
例えばこのブログでも書いたように、記憶を定着させるときに繰り返しは避けて通れません。
繰り返し知識に触れることをリハーサルと呼びます。
維持リハーサルも精緻化リハーサルもどちらも繰り返すという点では同じなのです。
『じゃあ何が違うの?』
これを次の章以降で説明していきます!
維持リハーサル★
1つ目は維持リハーサル
後述の精緻化リハーサルの方が強いので★1つです。※まったく意味がないわけではありません。
すごく簡単に言えばがむしゃらに繰り返して覚えようとすること。
私が中学生の頃は英単語暗記をこれで乗り切りました。
「ひとり勉強ノート」という内容なんでもアリでノートを数ページ埋める宿題が出ます。
これを埋めるのに私は英単語書きなぐっていました。
量にして1単語100回くらい...(⊙_⊙;)
それはもう手が痛いくらい書きました。
take take take take take take
take take take take take take
take take take take take take
take take take take take take
take take take take take take
take take take take take take
finish finish finish finish finish finish
finish finish finish finish finish finish
finish finish finish finish finish finish
finish finish finish finish finish finish
finish finish finish finish finish finish
finish finish finish finish finish finish
people people people people people
people people people people people
people people people people people
people people people people people
people people people people people
people people people people people
(※推奨しているわけではありません!笑)
誇張なしで当時のノートはこんな感じ。
これが極端かもしれませんが維持リハーサルのイメージです。
ザ・暗記って感じのやり方ですね。
単語カードをペラペラ繰り返すのもここに含まれます。
特別な意味づけをせず、単純な繰り返しによる定着が維持リハーサルの特徴です。
精緻化リハーサル★★★
2つ目が精緻化リハーサル
(読みは"せいちか"でしたね)
維持リハーサルより効果的で推奨なので★3つ。
簡単に言えば理解して覚えようとすること。
維持リハーサルと対比して
意味付けをしながら繰り返すことによる定着という特徴があります。
具体例①
さっきの章のtake take take ... の「take」
takeには「連れて行く」という日本語訳があります。
発音は「テイク」
連れて行く
▷連れていく
▷連れテイク
▷連れtake!
takeってローマ字読みしたら「タケ」
タケtake
▷竹take
▷竹連れtake(竹を連れて行く?!)
はい、もう覚えましたね。
具体例②
orangeってローマ字読みしたら「オランゲ」
orange▷オランゲ
はい、もう覚えました。
だってオランゲは強烈だもん。(?)
具体例③
beautiful(この辺からスペル長い単語...!)
beautifulってローマ字読みしたら
「ベアゥティフル」
beautiful▷ベアウティフル
これは正真正銘、私が中学生のときの覚え方です。
ちなみにサッカー(soccer)はローマ字読みが出来なくて。
ゴリ押しの『エスオーシーシーイーアール』って覚えました。
いまだに書くとき『エスオーシーシーイーアール』って言いながら書いてます。
ほぼ意味づけされてないのでこれは維持リハーサルですね。
具体例④
そろそろ科目を変えて...
中2理科の道管と師管どっちが水でどっちが栄養か問題
道管は水道管(水通りそう)
師管は水道管じゃないほう(水じゃないほうなら栄養)
覚える事柄が2個のときは精緻化する事柄とじゃないほうで振り分けると良いです。
具体例⑤
高校生の地理ではバルト三国の場所を知っているとちょび有利です。
フィンランドの下辺りにある国々ですね。
行ったこともなければ出身の知り合いがいるわけでもない。
このままだと維持リハーサルするしかないのか...
エストニア ラトビア リトアニア
エストニア ラトビア リトアニア
エストニア ラトビア リトアニア
...やらないですよね?
エストニア
ラトビア
リトアニア
ポーランド(この三国の下にあります)
エラリぃポー エラリぃポー エラリぃポー
(なんか語感良くないです?)
私はこれで乗り切りました。
語呂作れば良いみたいな感じになってきたので今度は趣向を変えます。
具体例⑥
中学理科。リトマス紙、酸性アルカリ性どっちがどっち問題。
酸性
▷酸(す)っぱい
▷レモンやオレンジ
▷黄色やオレンジ(赤系統)
▷リトマス紙を(青から)赤くする
アルカリ性
▷酸っぱくない
▷赤くない
▷リトマス紙を(赤から)青くする
でました「じゃないほう法」。
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だいたい伝わりましたかね・・・?
英語ばかりになってしまったのでほかの良い例が思い浮かんだらまた編集しておきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
伝えたいことは暗記の中にも工夫ありということです。
精緻化リハーサルをする工夫も暗記能力の差が出るポイント。
『わたし暗記がニガテ...』という子は維持リハーサルばかり行っている可能性が大きいです。
暗記力は工夫である程度は鍛えられます。
今日はそれが伝われば嬉しいです。
エラリぃポー!
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