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2024.05.13 教科ネタ

なぜ勉強するの?第1弾は国語編!

こんにちは!ヒーローズ府中校です。

 

子ども達の悩みのタネ。

 

なぜ勉強するの?国語編~~!!

 

 

 

塾で授業をしていると生徒から『なんでですか?』と聞かれるシーンもちらほら。

 

勉強しなさいとは言うものの、なんでやるの?と言われると意外と言葉に詰まるものです。

 

実際に悩んでいるのは大人の方なのかもしれませんね。

 

このシリーズはそんな悩みを持つ保護者さまに参考にしていただけると嬉しいです。

(もちろん生徒たちも参考にしてください!)

 

教科ごとに書いていきますが、ネタの一部は以下の本から学びを得て書きました。

出典:勉強が楽しくなる瞬間

著者:パク・ソンヒョク

 

韓国の片田舎で、ま~~るで勉強のやる気が起きない中学時代を過ごし、心機一転、熾烈な受験戦争を勝ち抜いて韓国のトップ大学に合格した作者の話。

 

何より勉強をする意義や意図を学べる良書です。

もちろん韓国でもベストセラーです。

 

教室長の私なりの目線と、この本の内容、文部科学省の方針とをと交えながら整理して書いてみます!

 

今日はそんなシリーズ第1弾。国語編

 

 

  

 

 

問題解決能力を高める

問題解決能力については全ての教科で共通に書く予定。

この部分は途中まで毎回同じ文章が続きますが、超大事なので毎回書きます。

(読み飽きた人だけ飛ばしてください)

 

肝心の問題"解決"能力に戻ります。

読んで字のごとく、問題を解く力です。

 

ここでの「問題」は受験に出てくる問いのことではありません。

 

生きていれば問題(≒面倒なこと)が沢山ありますね?

・掃除するのが面倒くさい

・遠くまで歩くのが面倒くさい

・子どもに勉強を教えるのが面倒くさい

 

これらの問題を解決するのが仕事です。

 

上の例なら

・掃除するの面倒くさい▷家政婦さん

・遠くまで歩くの面倒くさい▷タクシー

・子どもに勉強教えるの面倒くさい▷学校や塾

 

社会人の仕事のほとんどが他人の面倒くさいを解決するためのものです。

 

車を作るのも、整備するのも、運転するのも。

家を建てるのも、売りたい人と買いたい人を引き合わせるのも。

家電もそう。食料品もそう。美容室も町の消防も警察官も医者も全部に共通しています。

 

仕事とは他人の問題(面倒)を解決すること

そうやって互いの面倒を解決することで人間社会は発展してきました。

 

そう考えてみると問題"解決"能力ってめちゃくちゃ重要じゃないですか?

 

社会人になれば、仕事を始めたら否が応でも問題解決と対面することになります。

 

そして問題解決能力は大人になってから急に伸びるというものでもありません。

 

だからこそ、勉強を通してその力を身に着けておく必要があるだと思います。

 

文部科学省の学習指導要領の解説にも問題解決・課題解決という言葉は繰り返し登場します。

 

前置きが長くなりましたが、この問題解決能力を高めるために国語を通してどうアプローチしていくかがポイントですね。

 

論理的思考力

 

これを伸ばすことを通して問題解決能力につなげます。

ざっくり言えば論理とは筋道のこと。

論理的思考力とは筋道に沿って考える力

 

充分な知識や経験があったとしても、筋道立てて考えられないと目の前の問題を解決することはできません。

 

その点で論理的思考力は課題解決能力の一部と考えて良いでしょう。

 

一旦、2つ出てきた◯◯力を整理しておきます。

・論理的思考力(筋道に沿って考える力)

・課題解決能力(問題や課題を解決する力)

 

 

国語という教科に焦点を当ててみます。

肝心なのは誰が読んでも同じ答えになること。

 

『いやいやそんなわけ...』と思う方もいるかも知れません。

 

『こういう風にも捉えられるじゃん?』と。

 

気持ちは分からなくもないですが、国語の問題に使用される文章は客観的(=誰が読んでも同じ捉え方になる)ようなものが選定されています。

 

少なくとも下線が引かれて設問になるところは誰が読んでも同じ答えになるように出来ています。

 

そしてこの誰が読んでもを保証するための道具として接続詞指示語があります。

(お、急に国語っぽくなってきた!)

 

反対に言えば、指示語と接続語を本気で学ばなければいつまで経っても自分流の読み方のままです。

 

論理的思考ができるようになりません。

 

このままでは国語の点数も上がりませんが、そんなことより社会人になったときに正しくマニュアルを読めなくて困ったりします。

 

マニュアルは誰が読んでも同じように捉えられるよう作られているはずですから。

(取扱説明書とかも同じですね)

 

接続詞や指示語が大切なことは学校や塾の授業でも言われると思いますが、その理由がここにあります。

 

まとめると、問題解決に必要な筋道を立てて考える力を伸ばすのが国語を学ぶ理由の1つだということです。

 

 

語彙力を高める

人は自分が知っている単語の中でのみ、思考をすることができる。

語彙力が少ないということは思考の幅が狭いままということ。

 

ざっくりとこんなことが本縫いは書いてありました。

 

韓国統計庁のアンケートが本の中でも引用されていました。

【国語の能力があなたの職業に決定的に影響を与えますか?】という質問に対する回答で、業種や職種を問わず『そう思う』と答えた人の割合が高かったそう。

 

どんな仕事でも人と人との意思疎通に基づいて仕事は進んでいきます。

 

【分かりやすく伝える/教える】という観点がどんな仕事においても必要なことはイメージしやすいのではないでしょうか?

・お客様に分かりやすく説明する

・上司が部下に分かりやすく説明する

・部下が仕事の進み具合を報告するために上司に説明する

 

ほぼ全ての仕事で必要な能力と言えます。

 

これが身にならないと仕事上のコミニュケーションで苦労することになります。

 

 

正しく読み取る力を高める

最初の章で問題"解決"能力が出てきました。

それと対比するなら問題"発見"能力です。

 

正しい問いを解く。

 

どれだけ長時間がんばって働いても、的はずれな行動をしていては問題解決には至りません。

 

解決するための能力の手前に正しい問いを発見する能力も身に付けておく必要があります。

 

それは国語の問題、特に設問を読み解く過程で鍛えられます。

 

 簡単な例だと『理由を答えなさい』

 

こう聞かれたら『~から』『~ため』と答えますよね?

問いを正しく読み取らないとズレた解答をしてしまいます。

 

『◯文字以内で』とか『同じ意味を指す言葉を...』とかもそうです。

 

結局、何を聞かれているのか分からないままの人は必死に考えても答えにはたどり着きません。

 

解決策を考える前に、何を解決したいのか本気で考えるところから。

 

 

まとめ

 

・・・長かったですかね?(笑)

 

生徒からなんで?が飛んできたら、もっとかいつまんで説明しています。

 

なかなかリアルで喋る機会も少ないので、思い切って考えていること全部書いてみました。

 

いや~~長かった。

 

ここまで読み切った小中学生がいたらすごい。

 

自分で書いといて大人でも眠くなっちゃうかもですね(=_=).。o○

 

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