こんにちは。
教室長の小澤です。
今日のテーマは
子供のやる気を引き出す1文字
「な」
質問です。
子供をほめるのって
結構難しくないですか?
「叱る」より「ほめて伸ばす方がいい」ですよ
と多くの育児本に書かれていますね。
確かにほめるよりも叱ることが多いと、子供は反抗するか、心を閉ざして聞き流します。
でも、叱りたい状況でほめるのって、すごくストレスがたまりませんか?
叱りたいのに、無理してほめると、こちらのストレスがたまります。
それに、ストレスがたまるだけではなくて、日常の中でほめるだけでは上手くいかないこともある。
例えばこんな状況では、どうほめて子供を導けば良いのでしょうか。
〇学校の宿題をやらずに遊びに行ってしまった。
〇ひたすらゲームばっかりやっている。
〇親の話をほとんど聞かない。
この状況ではほめるのは無理・・・
だから結局、叱ることで「その時だけは」勉強に向かわせる、となっていないでしょうか。
じゃあどうするのか?
今回は、「ほめる」よりも子供のやる気を引き出すたった一つの行動を紹介します。
たった1つではないです。
正確にはたった「1文字」。
今まで子供にかけていた言葉から
たった1文字をかえるだけで反応がグッとかわります。
結論から言うと、子供にかけていた言葉から変える1文字というのは、
「ね」を「な」
にすることです。
具体的にいうと、「すごいね」と言っていたのを「すごいな」と言い換えることです。
この「すごいね」と「すごいな」の違いがわかりますか?
「すごいね」というのは子供をほめる言葉。
「すごいな」というのは子供に関心する言葉。
ほめるというのは、相手の反応を期待する行動なんですね。
感心するというのは、相手に関係なくこちら側だけで完結する行動です。
ストレートなほめ方がそのまま子供のやる気に結びつくのは、個人差がありますが、だいたい小学校低学年くらいまでです。
小学校の高学年くらいになると、ただ「よくできたね」とほめられても、子供扱いされているようで喜ばない子供の割合が増えてきます。
「子供は大人扱いされたいんです」
だから、子供をほめようとするほど、子供の機嫌が悪くなるんですね
なるほど、ここは発想を変えて、ほめるのをやめてしまいませんか?
ほめるのではなくて、感心するんです。
そのためには、子供を観察して、プラスの変化を見逃さないように、アンテナを貼る姿勢が大切です。
たとえば
「疲れていても塾にいくのすごいな」
と感心するわけです。
この、語尾の「な」を「ね」に変えると、
「疲れていても塾に行くのすごいね」
と、ほめる言葉になります。
相手の反応を期待する言葉になるんです。
そうすると、子供は敏感にそんな作為を察知するので、
「そんなのあたりまえでしょ!」
と、反発します。
そうすると、こっちもせっかくほめたのにと、悔しい気お持ちになりますね。
ほめるには技術や、反発されても見守れるゆとりが必要なんです。
その点感心するのは簡単です。
感心は自己完結なので相手の反応を期待するものではないんです。
悪い影響がでないのです。
------------------まとめ------------
日々一緒にいると、わが子のよいところはなかなか気づきにくく、悪いところに目が行きがちです。
人類の進化の歴史上、ネガティブな面に意識がいくようになってるそうです。
だから、わが子のプラスの変化を意識的にとらえる必要があります。
こどもへの観察のアンテナ感度をあげて、「関心」を示せるようにしていきましょう!
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