こんにちは、ヒーローズ中野南台校の君島です。
最近生徒がよく宇宙の話をしてくれます。
地球をどれだけ小さくしたらブラックホールになるのか、ブラックホールの中心はなんというのかなど...
宇宙関連の言葉ってなんかかっこいいですよね。
事象の地平面とか、特異点とか、シュワルツシルト半径とか、知ってるだけで頭良くなった気分になれます。
さて、中学理科でさりげなく使い分けられている重さと質量、違いはなんでしょう?
そもそもN(ニュートン)とg(グラム)の違いって何でしょう?
私は中学生の頃、100g=1Nであり、デシリットル的な半端な単位なのかなと思っていました。
また、地球上では重たい車とかも、宇宙に行ったらポイポイ投げ飛ばせると思っていました。
実はこれは間違いですね。
宇宙空間で車を押したとしても、逆に反作用で自分が後ろに飛んで行きます。
しかし、宇宙空間で車の下敷き(?)になっても、問題はありません。(車が動いていなければ)
これこそが重さと質量の違いです。
重さというのは、地球上で体感する、押しつぶされたときに苦しいやつで、
質量というのは、宇宙空間でのものの動かしづらさと考えれば分かりやすいです。
ではNとgの違いは何か。
gは質量であり、地球上でも宇宙でも1gは1gだし、1tは1tです。
一方Nというのは重さであり、質量*重力加速度になります。
地球での重力加速度が約9.8m/s^2ですので、中学では簡単のため100g=1Nとされます。
以上、中学で曖昧になりがちなものの解説でした。
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