内申点を上げる夏休みの過ごし方|2学期の定期テストで差をつける中学生の準備術
「うちの子、内申が足りるかしら…」。三者懇談で通知表を受け取ったあと、そんな不安を口にされる保護者の方は少なくありません。愛知県の高校入試では、当日の学力検査だけでなく通知表の評定(内申点)が合否に大きく関わります。そして内申点を動かせる次のチャンスは、夏休み明けの2学期です。
約40日ある夏休みは、1学期の遅れを取り戻し、2学期の成績を伸ばす土台をつくれる貴重な期間です。この記事では、内申点のしくみから、夏休みに何をどの順番でやればよいかまで、長久手市で中学生を指導している個別指導塾の視点でお伝えします。
そもそも内申点とは?9教科×5段階=45点満点
内申点とは、通知表の9教科(国語・数学・英語・理科・社会+音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定を合計したものです。各教科が1〜5の5段階でつくので、満点は45点になります。
愛知県の公立高校入試では、この内申点と当日の学力検査の点数を組み合わせて合否が判定されます。比重のかけ方は高校や選抜方式によって異なりますが、内申点が高いほど入試を有利に戦えることは共通しています。
そして大切なのは、内申点は定期テストの点数だけで決まるわけではないという点です。おもに次の要素が評価に関わります。
| 評価に関わるもの | ポイント |
|---|---|
| 定期テスト・小テスト | もっとも大きな柱。2学期は中間・期末の2回 |
| 提出物 | 期限・仕上がりの丁寧さが見られる |
| 授業への取り組み | 発言・グループ活動・振り返りの記述など |
| 実技4教科の活動 | 作品・実技・レポートも評価対象 |
夏休みに最優先すべきは「1学期のテスト直し」
夏休みの勉強というと、新しい問題集や先取り学習を思い浮かべがちですが、内申点を上げたいならまずやるべきは1学期の定期テストの解き直しです。
理由はシンプルで、2学期の授業もテストも、1学期の内容の上に積み上がっていくからです。特に英語と数学は積み上げ型の教科なので、1学期のニガテを残したまま2学期に入ると、授業についていけず、テストでも同じところで失点が続きます。
テスト直しは、次の手順で進めると効果的です。
2. わからなかった問題は、教科書とワークで同じ単元に戻って解き直す
3. 何も見ずにもう一度解けたら合格。数日あけてさらに1回
4. 英語・数学を最優先、次に理科・社会の順で進める
1学期のテストが平均点前後だったお子さんなら、テスト直しと基礎の復習だけで夏の学習の柱になります。余裕が出てきたら、8月後半に2学期のはじめの単元を軽く予習しておくと、新学期の授業がぐっと楽になります。
提出物・実技4教科も。内申アップの夏準備チェックリスト
内申点で意外と差がつくのが、提出物と実技4教科です。「テストはそこそこ取れているのに評定が上がらない」というお子さんは、ここに原因があることが多いです。
夏休みの宿題は「最終日に一気に」がいちばん危険です。仕上がりが雑になり、提出物の評価を下げるだけでなく、せっかくの復習機会も失います。カレンダーに教科ごとの締め切りを書き込み、お盆前までに8割終わらせるペースを目安にしてみてください。
また、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科は、5教科と同じ重みで内申点に入ります。夏の間に1学期の授業プリントを見返し、2学期の作品制作やレポートに前向きに取り組む準備をしておくと、9教科合計の内申点は着実に底上げできます。
夏から2学期中間テストまでのスケジュール
2学期の中間テストは、多くの中学校で9月末〜10月ごろに実施されます。長久手市の中学校でも、2学期は体育祭や合唱コンクールなど行事が続くため、「気づいたらテスト2週間前だった」となりがちです。だからこそ、夏のうちに流れを決めておくことが効きます。
7月下旬にテスト直しと計画づくり、8月前半に英数中心の総復習、8月後半に仕上げと軽い先取り。この流れで進めれば、2学期は「授業がわかる→提出物も出せる→テストで点が取れる」という良い循環に入りやすくなります。1日の勉強時間は、部活や習い事と両立できる範囲で毎日続けられる量に設定するのがコツです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 中1・中2ですが、内申点はもう気にするべきですか?
A. はい。愛知県の公立高校入試で使われるのはおもに中3の内申点ですが、評定は積み上げです。中1・中2でつまずいた単元は中3のテストにも影響しますし、学習習慣は急には変わりません。早く始めるほど選べる高校の幅が広がります。
Q2. 塾の夏期講習と学校の宿題、どちらを優先すべきですか?
A. まずは学校の宿題です。提出物として内申点に直結するからです。そのうえで、宿題だけではカバーできないニガテ単元の解き直しを塾で補うのが理想的な組み合わせです。
Q3. 部活の引退が遅く、夏の勉強時間が取れません。
A. 時間の長さより「毎日続けること」を優先してください。朝30分のテスト直しだけでも、40日続ければ大きな差になります。スケジュールに無理があると感じたら、優先順位づけからお手伝いしますのでご相談ください。
まとめ:内申点を上げる夏は「復習・提出物・生活リズム」
内申点は9教科×5段階の45点満点で、テストの点数だけでなく提出物や授業への取り組みも含めて決まります。夏休みにやるべきことは、1学期のテスト直しを軸にした総復習、宿題を計画的に仕上げる習慣づくり、そして2学期を見すえたスケジュール設計の3つです。
どれも特別なことではありませんが、ひとりでやり切るのが難しいのも事実です。「何から手をつければいいかわからない」「計画を立てても続かない」というときは、お子さんの通知表とテストを一緒に見ながら、その子だけの夏の計画づくりからお手伝いします。
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