今回は、初心を振り返り私が何故教室長をしているか?について語らせて頂きます。
早いもので前職から転職しこの業界で働かせて頂いて約8年程になります。
始めの頃は右も左も分からずただがむしゃらにやるだけで、
保護者様のご期待や生徒さん自身の成長に応えられず、自分自身辛く感じたこともありました。
しかし、そこで辞めずに今こうやって塾に通ってくださる生徒さん保護者様に支えられて
教室長として勤められている一番の根幹の想いはやはり、自分の若い頃の後悔にあります。 私は、小さい頃に父を亡くし、母も病気がちだった事から、祖父母と共に生活をしておりました。
祖父母は本当に尊敬できる存在で私を大変可愛がってくれましたので、今思えば幸せなことに
とやかく口をはさむことはなく「何でも自分自身で決めて」真っ直ぐに育つことができました。
何でも自分で決めると言っても、何か立派なことをしたかというとそうではなく、
学生の頃はゲームに夢中になったり友達と遊んで回ったり勉強もそこそこで
地元の中高へほとんど考えなしで進むことができました。
しかし、何事も波風なく進んできた私の人生にも転機が訪れます。
高校は地元では名のしれた学校ではありましたが、全く将来の事を考えた事もなく、
塾や予備校に通うわけでもなかった私は、志望校に落ち1年浪人をすることになります。
もちろん不合格になったのは自分に実力がなかったので仕方ないことなのですが、
浪人をした事実自体も自分では嫌になり、そこから逃避したり、自暴自棄になる日もあり
毎日無気力な日々を続けることもありました。
なんとか次の年には大学に合格したものの、こんなことでは人生駄目になると一念発起して、
曲がりなりにも自分自身の人生を真剣に考え一生懸命ここまで大学生活も社会人生活も
頑張ってこれたのが今に繋がっています。
そして、今その時その時を振り返って考えたとき、
祖父母や親の愛をもちろん感じながらも、学生時代に独りよがりな自分に
「アドバイスをしてくれる大人がいたらその後の人生も大きく変わったのではないか」
「限りある学生時代をより自分の人生を楽しむ方向にシフトできたんではないか」と強く感じます。 そういった意味で、今に不満はなくても過去を振り返って
「ああすればよかったこうすればよかった」と思う保護者様
自分はできなかったけど子供には大きな選択肢を与えてあげたいと考える保護者様
迷っている時や何をしたらいいのか困っているお子さんに適切なアドバイスをしてあげたい保護者様
夢の為にどうしても点数が取りたいと願う生徒さんや保護者様
そういった生徒さんに後悔させたくないと考えている保護者様のお役に立つことができれば
自分の無駄にしてしまった時間も後悔も社会に貢献できる糧になるのでは、
その一心が私が教室長を勤めている理由です。 改めて来て下さったすべての生徒さん、保護者様を
後悔させない・夢をあきらめさせないそんな塾で在り続けます。
2024.10.04
髙橋教室長の想い