本日のテーマは学歴!
塾らしいですね。
何だかんだで必要とされている学歴ですが、そもそもどうして企業は学歴の高い人材を探しているのでしょうか?
学歴が高い ⇒ 優秀
と短絡的に結びつけてしまうのはあまり宜しくありません。
特に矢印の向きには気を遣うべきです。
本来的には
学歴が高いから優秀だ
という向きではないですよね。
その人が優秀な結果、学歴が高くなったと考えるのが適切です。
つまり
学歴を高めることはあくまで手段や途中経過と考え、
その結果にたどり着く過程で得られるスキル・能力の獲得を目的にしなければなりません。
特に子供たちは
「良い大学に入るために勉強を頑張ろう!」
「そうすればいい人生が待っているから」
という言葉の表面だけ受け取っていることが多いです。
忙しい学校の先生も親も、中々その間にある事柄まで説明することはありません。
ではその過程に何があるのか、3点挙げます。
①論理的に目標達成へのプロセスを組み立てる力
②モチベーションをコントロールする力
③成功体験を積み重ねること
具体例で詳しく説明していきます。
①論理的に目標達成へのプロセスを組み立てる力
たとえば1か月後に学校のテストがあるとします。
(ちょうど今くらいの学校が多いですね)
論理的にプロセスを組み立てるとは次のように思考することです。
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テストで良い点を取るために
直前の数日でノートの復習や教科書の読み込みを行いたい。
そうなるとテスト3日前には課題が終わっている必要がある。
そもそも課題のワークを1周しただけだと良い点を取れないので、3日前までに〇周進めておくと成果に繋がりそうだ。
1時間勉強したら、△ページ進められることが経験上分かっている。
範囲のワークはいつも☆ページくらいあるな。
試験まで1カ月ってことは、今から◇時間ずつ勉強すればこの行動計画は達成できそう!
つまり良い点取れそう!
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(記号の数字は生徒さんによります)
実体験に即して適切に代入してみてください。
要は逆算して計画を立てること。
社会に出てからも大切なスキルですね。
②モチベーションのコントロール
これは分かりやすいですね。
楽しいからやる。
楽しくないからやらない。
これでは仕事は上手くいきません。
(もちろん定期テストも受験も・・・)
勉強も仕事も
実はやる気MAXである必要はありません。
淡々と①で決めた計画を日々こなしていくことが一番大事です。
機械のようにやるのとはまた違います。
気持ちや体調に浮き沈みがあると、①は上手に遂行できないという話です。
③成功体験を積み重ねる
これこそ子供のうちに経験しておきたいものですね。
①②を身に付けることが出来れば
勉強でもスポーツでも成果を上げることが出来ます。
例えば...
・イチロー選手のPDCA
https://next.rikunabi.com/journal/20170222_m1/
・大谷選手の「マンダラチャート」
https://mtame.jp/column/Ohtani_Shohei/
リンク先の記事もぜひ参考にしてみてください。
学校のテストで点数を取ったり、部活の大会でいい成績をおさめたりすることはどちらも「成功体験」の一つです。
この成功事例が積み重なって①②を更に再現性高くできるようになります。
学業を通して①②③のスキルを身に付けていく。
こうした結果、良い大学に進学し、学歴の高い人になるのだと思います。
長くなりましたが、
ここまで読んでくださった方は
もう学歴だけのために勉強したり、させたりすることはないでしょう。
学歴は通過点、成長のための手段なのです。