8月6日という日を迎えるたびに、私たちは何のために学ぶのか、そして なぜ歴史を学ぶのかを改めて考えさせられます。 テストのためだけではない学びの意味を、子どもたちにどう伝えていくべきか。今日はそんなことを書いてみたいと思います。
8月6日、8月9日、8月15日をどう受け止めるか
日本人であれば、8月6日、8月9日、8月15日という日付は知っていてほしい。 私は毎年この時期になると、そう強く感じます。
しかし近年、中学生でもこの日付をしっかり覚えていない子が少なくありません。 それはとても寂しいことですし、同時に少し怖いことでもあります。 日付を暗記しているかどうかだけの問題ではありません。 その日が何を意味しているのかを知らないまま大人になっていくことに、危うさを感じるのです。
私は44歳、もちろん昭和生まれです。 それでも、若い頃に祖父から聞いたこと以外で、本当の戦争の話に触れる機会は多くありませんでした。 戦争を直接知る世代の声は、年々少なくなっています。 だからこそ、今を生きる私たちが歴史に向き合い、次の世代に伝えていかなければならないのだと思います。
歴史を学ぶ意味は、知識を増やすことだけではない
歴史を学ぶ意味は、単に出来事や年号を覚えることではありません。 もちろん知識を蓄えることは大切です。 ですが本当に大事なのは、その知識を土台にして 考える力を育てること、 そして物事を多角的に見る力を身につけることだと思います。
世界情勢が目まぐるしく変わる今、社会の中では分断やナショナリズムが強まっているように感じます。 そうした時代だからこそ、 どちらが正しいかをすぐに決めつけるのではなく、一人の人間として考えること がとても大切です。
歴史を学ぶことは、過去の出来事を知るためだけではありません。 過去を通して今を見つめ、これからをどう生きるかを考えるためにあるのだと思います。
今の子どもたちが置かれている環境
今の子どもたちは、私たち大人が子どもだった頃とはまったく違う環境で育っています。 ショート動画やおすすめ機能が発達し、自分の好みに合った情報ばかりが次々と目に入る時代です。
便利である一方で、それは 好きなものだけを見る、 嫌なものや苦手なもの、怖いものから目を背けやすくなる という側面も持っています。
けれど本来、学ぶということは、自分が心地よいと感じるものだけに触れることではありません。 ときには苦手なものに向き合い、見たくない現実からも目をそらさず、 自分の頭で考えることが必要です。 歴史は、その姿勢を育てるための大切な教科の一つだと私は考えています。
塾として伝えたいこと
塾として、テストの点数や内申点を大切にするのは当然です。 それは子どもたちの将来の選択肢を広げるうえで、とても重要なことだからです。
ただ、それだけで終わってはいけないとも思っています。 何のために学ぶのか、 なぜ歴史が大切なのか、 そして 嫌いな科目や苦手なもの、怖いものからただ目を背けるだけではいけない ということを、少しでも伝えていくのが教育に関わる者の役目ではないかと、改めて考えさせられました。
勉強は、点数を取るためだけのものではありません。 社会を知り、自分を知り、他者を知り、 そのうえで自分なりに考えられる人になるためのものです。 HERO'S南林間校でも、そうした学びの本質を子どもたちに伝えていける場でありたいと思っています。
最後に
8月6日、8月9日、8月15日。 その日付を知ることは、過去を忘れないための第一歩です。 そして歴史を学ぶことは、ただ昔のことを知るためではなく、 今をどう生きるか、これから何を選ぶかを考えるためにあります。
子どもたちがこれからの時代を生きていくうえで、 目の前の情報に流されるのではなく、自分の頭で考え、多角的に物事を見られる人になってほしい。 そんな願いを込めて、これからも日々の指導に向き合っていきたいと思います。
HERO'S南林間校










