こんにちは!
ヒーローズ第2千歳烏山校です。
前回に引き続き暗記のコツがメインテーマです。
今回は皆さんの体験にありそうな事例を通して忘れにくい暗記の仕方をご紹介できたらなと思います!
相変わらず本が手元に無かったので探し出して読み返したら出典なども載せていきますね。
学校で習ったことを定期テストや受験で使える知識にするにはどうすれば良いか?
この記事をご覧頂ければそれが分かるようになります。
それでは行きましょう!
記憶のメカニズムに基づいた暗記のコツ
(第2回)
前回のおさらい
さてまずは前回のおさらいから。
暗記するには繰り返しが大切だという話をしました。
そして繰り返しの中にも
①維持リハーサル
②精緻化リハーサル
という2種類があるのでしたね。
(②は"せいちか")
維持リハーサル
▷意味づけをせずに行う単純な繰り返し
精緻化リハーサル
▷意味づけをしながら行う繰り返し
でした。
維持リハーサルを用いて勉強しても全く意味がない訳ではありませんが、できる限り精緻化リハーサルを用いることを推奨しました。
orange▷オランゲ
道管は水道管
(水通りそう)
師管は水道管じゃないほう
(水じゃないほうなら栄養)
酸性
▷酸(す)っぱい
▷レモンやオレンジ
▷黄色やオレンジ(赤系統)
▷リトマス紙を(青から)赤くする
などの例を挙げました。
なんと(710年)立派な平城京
泣くよ(794年)ウグイス平安京
社会の年号を語呂で覚えるのも精緻化リハーサルに含まれます。
やはり語呂暗記は効率的な覚え方だったんですね。
意味記憶
第2回のメインテーマに入ります。
この章の意味記憶と、下の章のエピソード記憶と合わせて2つ解説していきます。
これらはどちらも長期記憶の中に含まれます。
※他にも手続き記憶などあるのですが、受験ではあまり活用されないので扱いません。
では本題へ。
意味記憶とは事実や概念に関する記憶
とされています。
知識と言い換えて理解しても大丈夫そうです。
なんと(710年)立派な平城京
泣くよ(794年)ウグイス平安京
これらは意味記憶。知識ですね。
orange▷オランゲ
(オレンジのスペルがorangeであること)
これも意味記憶。知識です。
道管は水道管(水通りそう)
師管は水道管じゃないほう
(水じゃないほうなら栄養)
これも意味記憶。知識です。
そう、リハーサルを通して覚えないといけない事柄はその多くが知識。すなわち意味記憶に分類されます。
定期テストや受験で覚えるべきことは意味記憶に分類されます。
※100%全部というわけではありません!
定期テストや受験に向けては、基本的に精緻化リハーサルを活用して取り組んでほしいのですが、この後に登場するエピソード記憶はそれよりもっと定着しやすいものです。
できればエピソード記憶化
↓
だめでも精緻化リハーサル
↓
最後は効率とか考えず黙々と維持リハーサル
という順番で勉強に取り入れてみましょう。
エピソード記憶を使いこなすには環境を整えたり、とあるクセ付けをする必要がありますのでその辺りを次の章で解説していきます!
エピソード記憶
エピソード記憶とは
自分自身が体験した感情を伴う記憶
とされています。
意味記憶の知識と対比して
経験と言い換えて理解するのが良いですね。
自分の感情が良くも悪くも動かされたとき、脳はそれを『リハーサルされてないけど大事そうだな、覚えとこ』とするわけです。
...たぶん。(←急にあいまい)
勇気を出して告白して成功したorフラれた
感情は嬉しい!or ショック...
部活の練習を頑張ってレギュラーに選ばれた
感情は嬉しい!
友達とカフェやファミレスで勉強した
感情は楽しい!
感情が動いた程度によるものの、これらの経験は繰り返さなくても記憶に残ります。
・あの子に告白してフラれた(繰り返さなくても覚えていられ...いやそもそも繰り返したくないし)
・レギュラーに選ばれた(何回も言われなくても嬉しいので覚えていられる)
・友達とカフェやファミレスで勉強した
これは勉強に活用できそうですね。
最後にエピソード記憶を勉強に活用するテクニックをお伝えして終わりにします。
勉強中にハッキリ感情を表現する
これがポイントです。
問題を解く
▷間違える
▷『くっそ~~~~(悔しい!!!!!)』と声に出して言う
声に出して言うが超大事です。
周囲には十分配慮しましょう。
問題を解く
▷間違える
▷『はぁ??(激おこ)』と声に出して言う
これでも良いですね。
公共の場で暴れないでください。
問題を解く
▷間違える
▷『なんでやねん!』と自分で自分にツッコむ
点数が伸びる子、元から高い子に共通するのはこの『なんで?』の気持ち。
反対に点数が低くなりがちな子に共通するのは感情の平坦さ。
ワザとで良いので表に出しましょう。
友達と勉強することをより効果的にするなら、問題を出し合うことが鉄板です。
楽しい悔しいなど感情が伴いやすいためです。
独り言でも十分効果はあります。
私(教室長)の独り言が多いことは通っている生徒たちの常識。
あれ、ちゃんと理由あるのでね。
許してください。
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