こんにちは、ヒーローズ自由ヶ丘校の酒井です!
さて、本日関東地域では台風16号の影響が各所に見られています。
台風といえば、、、
「よっしゃ!学校が休みになる!!!!」
↓
「全然、暴風警報出ないやん!学校あるじゃん!!」
となる方も多いと思います!(実際、私もそうでした、、、)
では、なぜこの地域で暴風警報があまり発令されないのでしょうか?
暴風警報は陸上で風速が20m/s以上と予想された場合に発令されます。
台風16号の中心付近の最大風速が40m/sで、風速が25m/s以上になる暴風域は北に330km、南に280kmです。
この場合、台風16号の中心付近もしくは暴風域が通過すると予想された場合に暴風警報が発令します。
暴風域の通過が予想されていないと暴風警報が発令されないので、この地域であまり暴風警報が発令されないのは
「暴風域が通過しないと予想されたため。」
が理由となります。
では、なぜ暴風域が通過しないのでしょうか?
これには2つ理由があります。
1つ目が
「太平洋高気圧の力が弱くなり、台風の中心が日本列島から遠い地域を通過するため。」
です。
台風は太平洋高気圧の周りをなぞるように移動します。
太平洋高気圧は強くなれば日本列島に近づきますが、弱くなると日本列島から離れていきます。
そのため、太平洋高気圧の力が弱くなると台風が日本から遠ざかっていくということになります。
そして、もう1つの理由が
「台風は海で成長し、陸で衰退するから。」
です。
台風は海上で強い風によって水蒸気を多く発生させ、この水蒸気によって成長します。
一方で、陸上になると水分がほとんどなくなり、成長できなくなります。
そして、山やビル群付近を通過するとそれらとの摩擦で衰退すると言われています。
この地域では台風はよく三重県から和歌山県付近に上陸してから近づくことが多いため
高峰山などにぶつかり力が弱くなり、中心付近の風速も遅くなるということなのです。
この内容は実は中学2年生の理科の内容を応用すれば説明できるようになります!
こんなところでも理科の内容を使えるのです!!!
本当は、台風による被害のことを考えると絶対に来てほしくないと数年前から思っていますが、、、、
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