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2026.07.25 夢・目標実現

君は自分の可能性を決めつけていませんか?~カエルになれなかったオタマジャクシの話~

みなさん、こんにちは!

ヒーローズ八千代中央校教室長の川原です。

定期テストの前や、模試の結果が出たとき、
ついついこんな言葉を口にしていませんか?
「どうせ頑張っても無理だし」 「あいつは頭がいいから特別なんだよ」 今日は、そんな風に「今の自分」だけで
自分の限界を決めてしまっている人に。

ぜひ読んでほしい、
森のすみのちいさな水たまりに起きた
お話を贈ります。



『ちいさな水たまりのルル』

深い森のすみに、雨が降ったときにだけできる
ちいさな水たまりがありました。
そこに、一匹のオタマジャクシの男の子、
ルルが暮らしていました。 ある日、ルルは水たまりのすぐそばの草むらで、
力強く跳ね回る大人のカエルを見ました。
「なれるともさ。毎日、あの高い雲を見上げて、
あそこまで跳ぶんだって強く思っていればね。

体はいつも
心が決めた場所へ向かって育っていくものだから」
おじさんカエルにそう声をかけられたルルは、
すっかり胸をおどらせ、その日から水底の泥を
一生懸命にけり始めました。

まだ見ぬ立派な足を夢見て、何度も、何度も、
泥水を巻き上げて飛び跳ねようとしました。 けれど、次の日も、その次の日も、
ルルの体には何の変化も起きませんでした。
それどころか、勢いよく泥を蹴るたびに、
お腹がじりじりと擦れて痛むだけでした。 「あんなに頑張ったのに、
何も変わらないじゃないか」
一週間が過ぎた頃、
ルルは泥をけるのをやめてしまいました。

体に痛々しく残ったすり傷を見つめながら、
ルルの中に黒い気持ちが湧き上がってきました。
「頑張ってみたけど、
どうせ僕には無理だったんだ。
あのおじさんは、最初から特別なカエルだったに
決まっている。だまされたんだ」 そう思うと、途端に毎日必死に練習を続けている
周りの仲間たちの姿が、ひどくこっけいに
見え始めました。
ルルは、水草にしがみついて泥をけっている仲間を
見て、心の中で鼻で笑いました。
「できもしないことを一生懸命やって、バカみたい。
あんなに必死になって、何が楽しいんだろう」 ルルは、泥をけるのをやめた代わりに、
水たまりの中を器用に泳ぎ回る練習を始めました。
泥をけるのに夢中でうまく泳げない仲間を追い抜き、
得意げにこう言いました。
「おいおい、そんなに不器用じゃ、
いつまで経ってもまともに泳げないぞ。
ほら見ろ、僕はこんなに速く泳げる。
別にカエルになんてならなくたって、
今のままで何も困ってないさ」 ルルは「泳ぎがうまい今の自分」だけをほこりに
思い、そして泥をけることをやめてしまいました。

高い空を見上げることもなくなり、
水底の濁った泥の中にじっと身をひそめるのが
一番賢い生き方だと信じ込むようになったのです。 やがて、池の周りの季節が動き始めました。 ルルにバカにされ、何度も失敗しながらも
「次はあの木を飛び越えるんだ」と
高い目標を捨てなかった仲間たちの体から
次々と立派な後ろ足が突き出してきました。

彼らはうれしそうに、次々と
広い川へと飛び出していきます。 ルルは、去っていく仲間たちの背中を
水底から冷めた目で見送りました。
「ふん、陸に上がったって
ヘビに食べられるだけさ。
この水たまりにいるのが一番安全なんだ」
そう自分に言い聞かせ、変わらない自分の体を
当たり前のこととして受け入れていました。 やがて、お日様がジリジリと照りつける
本格的な夏がやってきました。
雨が降らない日が続き、ちいさな水たまりの水は、
一日ごとにみるみる干からびていきます。 ルルがどれだけ泳ぎがうまくても、
もう泳ぐための水がありません。
熱い泥に背中が触れたとき、ルルは乾いていく
水面を通して、遠くの青い空を見上げました。 その空を、かつて「バカみたいだ」と笑っていた
仲間たちが、見事な足で、高く、力強く
跳び越えていくのが見えました。

彼らは水たまりの消滅など気づきもしないほど、
遥か高い場所を目指して跳んでいました。 「ああ、そうか……」 乾いていく泥の中で、ルルの頭に
あの日のおじさんカエルの言葉が
静かに、そして重くよみがえってきました。 『体はいつも
心が決めた場所へ向かって育っていくものだから』 ルルは、青い空へと溶けていく仲間たちの眩しい
影と、干からびた泥の底にへばりついたままの
自分の小さな丸い姿を見つめました。 かつてお腹に感じた、あの痛みの意味を
ルルは今さら思い出していました。
あれは
泥に擦れて傷ついた痛みなんかではなかった。
内側から新しい足が突き破ろうとしていた、
変わるための、育つための痛みだったんだ。 あいつらは、ずっとあの大空を見ていたんだ。

僕は……自分でこの泥の底ばかりを見て、
ここにいることを選んでいたんだな…… ルルの目から、一滴の涙がこぼれ、
乾いた泥に吸い込まれていきました。 「もし、あのとき……」 乾いた風が吹き抜け、
ルルの小さな呟きを連れ去っていきます。
ルルは、二度と熱い大地を蹴ることのないその体を
小さくなった水たまりの泥の中に
静かに沈めていきました。

物語はいかがだったでしょうか。
少し、胸がチクリとした人もいるかもしれません。 ルルと、大空へ跳び去っていった仲間たちの違いは、
生まれたときの姿ではありませんでした。
違いはたったの2つだけです。 ① 「高い空」を見続けたか、
「泥の底」を見続けたか
「次のテストで80点を取る!」
「あの志望校に絶対行く!」

人が高い目標を決めた瞬間から、
脳や体はその未来に向かって育ち始めます。

逆に「このくらいでいいや」と決めた瞬間、
成長はピタリと止まってしまいます。 ② 「成長の痛み」から逃げなかったか 勉強をしていて「わからない、苦しい、しんどい」
そう思う瞬間がありますよね。

それは、ルルのお腹の痛みと同じです。
あなたの脳が今まさに、
「新しく生まれ変わろうとしている」
そんな成長の痛みなのです。

そこを「どうせ無理」と投げ出してしまったら、
足は生えてきません。 今、成績が伸び悩んでいて「しんどい」と
感じている人。
それは、あなたが次のステージへ跳び上がるための
「新しい足」が、内側から突き破ろうとしている
証拠なのです。 自分の限界を、今のちっぽけな水たまり
(今の点数や過去の失敗)
そんなものに決めてしまわないでください。
先生たちは、
みなさんが高い大空へ跳び立てる日まで、
全力でその「成長の痛み」に寄り添い、
応援し続けます! 一緒に、
あの高い雲を目指して泥を蹴り上げましょう!



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