11月には年中行事の「七五三」がありますね。
七五三のお祝いは, 男の子は3歳と5歳で, 女の子は3歳と7歳でするのが一般的ですが, これは平安時代の天皇家で行われていた儀式に由来しているのだそうです。
また, 子どもの成長を祝うための行事なのは明白ですが, その簡単な経緯については知っているでしょうか?
当然なことを祝ったりしないことから分かるように, 医療や衛生の環境が整っていなかった時代は, 子どもが無事に成長するとは限りませんでした。
それ故に, 縁起の良い奇数の歳である3歳, 5歳, 7歳で, 男女それぞれの儀式とともにお祝いをしていたのです。
現在では当たり前に管理されている環境も, 実際は歴史や研究の積み重ねの上に成り立っています。
年中行事を通して, こういった大切な事柄を思い返していけると良いですね。