目次
1. なぜ「to」と「-ing」で迷ってしまうの?
英語の勉強をしていて、「〜すること」を表現するとき、多くの生徒さんがつまずいてしまうのが「to不定詞」と「動名詞(-ing)」の使い分けです。
- 「want の後は to なのに、enjoy の後は -ing なのはどうして?」
- 「単語カードでひとつずつ丸暗記しているけれど、テスト本番になると『どっちだっけ?』と焦ってしまう…」
そんなお悩みを抱えていませんか?
実は、ひとつひとつの動詞を丸暗記しようとすると、覚える量が多くなりすぎて頭が混乱してしまいます。でも、安心してくださいね!暗記をしなくても、心の中にある「イメージ」を浮かべるだけで、たった1秒でスッと見分けられるようになる素晴らしい方法があるのです。
今回は、暗記のつらさから解放されて英語がもっと楽しくなる「イメージ勉強法」をわかりやすく解説します!
2. 「未来へ向かう矢印」と「経験を映す動画」で一発理解!
to不定詞と動名詞の本質的な違いは、それぞれの言葉が持っている「根本のイメージ」にあります。この2つのイメージさえつかめば、もう迷うことはありません!
未来への矢印イメージ:to不定詞(to + 動詞の原形)
「これから〜する」という【未来への矢印】
to という言葉は、もともと「〜へ向かって」という目的地を指す言葉です。そのため、to + 動詞の原形 には「まだやっていないけれど、これから向かっていく」という未来の矢印のイメージが含まれます。
- want to 〜(これから〜したい!)
- decide to 〜(これから〜することに決める!)
どちらも「今から未来に向かう」自分の気持ちを表していますよね。だから to がぴったり合うのです。
経験の動画イメージ:動名詞(-ing)
「今やっている・すでにやった」という【体験の動画】
一方で -ing は、目の前で生き生きと動いている「リアルな体験や場面」を表します。頭の中でそのシーンを動画再生しているようなイメージです。
- enjoy -ing(実際にやっていて楽しい!)
- practice -ing(その動きを具体的に練習する!)
「楽しむ」のも「練習する」のも、すでにやっている具体的なシーン(動画)が頭に浮かんでいますよね。だから動名詞(-ing)が選ばれます。
3. 意味がガラッと変わる!注意したい重要単語
後ろに to をつけるか -ing をつけるかで、文章の意味が大きく変わる重要単語があります。ここでも「未来の矢印」と「体験の動画」のイメージが大活躍しますよ!
remember(覚えている)/ forget(忘れる)
- remember to mail :(これから)手紙を出すのを覚えている【未来の矢印】
- remember mailing :(以前に)手紙を出したことを覚えている【過去の動画】
テストで差がつくポイント!
たとえメインの動詞が過去形(remembered)になっても考え方は同じです!「その瞬間、心が未来に向かっていたか、過去の動画を見ていたか」をイメージしてみましょう。
try(やってみる)
- try to open :なんとか開けようと頑張る(重いドアに向かって矢印を強く伸ばしているイメージ)
- try opening :試しに開けてみる(とりあえず一度やってみた動画を再生するイメージ)
stop(立ち止まる・やめる)
- stop to smoke :タバコを吸う「ために」立ち止まる(吸うという未来の目的へ向かう)
- stop smoking :タバコを吸うこと「自体を」やめる(今までの習慣という動画をストップする)
4. 前置詞と否定「not」の落とし穴にご用心!
もう少しステップアップして、テストで間違いやすい注意点も確認しておきましょう。仕組みさえわかれば、何も怖くありません!
「look forward to -ing」で動名詞を使う理由
「〜するのを楽しみに待つ」という意味の look forward to -ing。
「to なのに、どうして後ろが -ing なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実はこの to は、不定詞の to ではなく、「〜に向かって」という意味そのものを持つ前置詞です。英語には「前置詞の後ろには名詞しか置けない」という大切なルールがあります。そのため、動詞を名詞に変身させるために -ing(動名詞)をつけるのです。
「not」を置く場所で意味が変わる理由
否定の not は、「打ち消したい言葉の直前」に置くのが鉄則です。
- I don't regret playing tennis. :テニスをしたことを「後悔していない」(後悔という感情を否定)
- I regret not playing tennis. :テニスを「しなかったこと」を後悔している(やらなかった行動を否定)
位置がひとつズレるだけで気持ちの伝わり方が変わるので、大切に扱ってあげましょうね。
5. テスト直前のお守り!「メガフェプス(MEGAFEPS)」とは?
イメージで理解することが本質ですが、定期テストや受験の緊張する場面では、素早く答えるための「お守り」も力になります!
-ing だけを後ろにとる代表的な動詞は、頭文字をとって「メガフェプス(MEGAFEPS)」という合言葉で覚えるのがおすすめです。
- Mind(気にする)
- Enjoy(楽しむ)
- Give up(諦める)
- Avoid(避ける)
- Finish(終える)
- Escape(逃げる)
- Postpone / Put off(延期する)
- Suggest(提案する) / Stop(やめる)
「提案する(suggest)は未来のことっぽいのに、なぜ -ing なの?」と気づけた方は素晴らしいです!これは「その行動をしている場面(動画)を頭に思い浮かべて提案している」からなんですよ。
「イメージでしっかり納得して、仕上げに合言葉でおさらいする」。このダブルの対策で、テストもバッチリ乗り越えられます!
6. まとめ:英文法はあなたの「気持ち」を伝える道具
英文法は、ただ単にテストで点数を取るためだけの暗記ゲームではありません。
あなたの「これからこうしたい!」というワクワクした気持ちや、「こんな経験をしたよ!」という大切な思い出を、言葉に乗せて相手に伝えるための「優しいツール」です。
次に英語の文章を読むときや書くときは、ぜひ心の中で問いかけてみてください。
「いま、私の心の矢印はどこを向いているかな?」
丸暗記の苦しさから抜け出し、イメージを味方につけて、楽しみながら英語の力を伸ばしていきましょう!皆さんの学習を心から応援しています!
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